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2008年11月

不況に負けない再就職術

本書は今から約6年前に出版されたが今の就職活動状況とやや似ているところもあるので購入した。想像を絶するリストラ劇から、どのように転職をするのかという所について克明に描かれている。自債に中小企業では「派遣切り」と言ったことや、それより上の企業でもリストラが相次いでいる。悲惨なものと言えばまだまだあり、大学卒業を控え企業から内定をもらった大学生はそろそろ卒業研究、もしくは卒業論文を執筆している矢先に「 […]

人は誰もがリーダーである

組織を生きていく上でリーダーは存在するが、自分が何の役割を担いどのような行動をしていくのかというのをリーダーにすがりつくようでは組織としては成り立たない。自分にはこういった役割があることを認識したうえで行動していく、本書の表題「人は誰もがリーダーである」というのはこういうことを言っているのではないかと私は思う。ちなみに著者は伏見工業高、同志社大、神戸製鋼のラグビー部とわたり、ラグビー日本代表として […]

予兆発見 百の小話―デジタル・ネット家電で身の回りはこう変わる

例のやつがどうやら調子が悪いみたいなので今回はこれで我慢することに。 本の表紙から見るに「小話」というよりも「小咄」という表現のほうがいいのではと思った。表紙からして落語だろう。 それはさておき、IT化が著しくなったこの時代であるが20年前にこれほどのIT化を予想した人、もしくはそう考えた人はいたのだろうか。おそらく誰もいないだろう。証拠とは言わないが、手塚治虫の「鉄腕アトム」は21世紀の日本につ […]

キャリアが高まる1日15分 速読勉強法

私自身、資格の勉強に明け暮れている一人である。今日も朝から資格試験を受けに行くため、読書の合間に勉強したりしている。当然テキストの速読から問題演習までやっている。一応実感はわいているが、やっぱり速読を生かした勉強がしたい。 以前smooth氏の記事にてちょっと興味がわき本書を買ったのだが、「BTRメソッド(Basic Training for Readers Method)」による速読トレーニング […]

江戸歌舞伎の怪談と化け物

今日はちょっと縮小といった感じで。 当ブログの題名は「蔵前トラックⅡ」であるが、これの起源は落語の演目からきている。四代目(自称九代目)鈴々舎馬風が「蔵前駕籠」という題目の「駕籠」を「トラック」に改変して口演したのである。詳細はウィキペディアのほうが詳しいが、ただし今も馬風はいるがそれは五代目である(芸風はよく似ているが)。上記の四代目馬風で調べたほうがいいだろう。 さて怪談と言えば落語にとっても […]

100億円はゴミ同然―アナリスト、トレーダーの24時間

大富豪とある職業を除いて、「ふざけんな」という題名である。 ある職業とは「証券アナリスト」や「証券トレーダー」といった証券マンがそれにあたる。就職活動の時に「証券会社は激務だからやめたほうがいい」と友人からよく言われた。何せ時間的にも金銭的にもものすごい激務である。本書はその証券に携わる「証券アナリスト」や「トレーダー」と言った人たちがどのような仕事を子なっているのかについてスポットを当てている。 […]

新しい太陽系―新書で入門

2006年夏に冥王星が「準惑星」に格下げされたことで「太陽系」というところから外れた。私の世代では太陽系を覚えるにあたっては「水金地火木土天海冥(すいきんちかもくどってんかいめい)」と教わっていた。 余談であるが親の世代は「水金地火木土天冥海」と教わっていたというが、このときは周机上太陽からの距離が冥王星と海王星で逆転していたことからである。さらに音楽になるとグスターヴ・ホルストの組曲「惑星」に「 […]

私が愛した官僚たち

官僚というのは事あるごとに槍玉に挙げられる人たちである。ただやっていることのほとんどは槍玉にあげられても仕方のないことだからしょうがないこともしょうがない。しかし官僚の中には非常に侠気もあり、日本のために身を削りながら働く官僚もいることは確かである。とりわけそういう人は若い世代に多いが、階級競争が激しいせいかそういった人たちが真っ先に第一線から身を引き、民間会社に移るなどのいわゆる「天下り」や大学 […]

北方領土交渉秘録―失われた五度の機会

著者の東郷和彦は戦前・戦時中に外務大臣を務めていた東郷茂徳の孫である。祖父の後を追い著者も外交官としてロシアにわたり、数多くの北方領土交渉にあたった。本書はその五度の機会を含めた北方領土交渉を克明に描いたものである。 まず2月7日とは一体何の日なのか知っているか。北海道の人でもこの日はピンとこない人が多い。この日は1981年に「北方領土の日」として定められた日である。来年で28年経つ。この日を北方 […]

大卒無業―就職の壁を突破する本

世の中には様々な就職活動本が出回っており、さ来年卒業の2010年度版の就職活動本が大勢を占めているところを見ると今の大学3年生はすでに本格的な戦いが始まったと言ったところだろう。その一方で来年3月に卒業する者たちにとって、今日の株価の下落をまともに受けた人たちは、今もなお就職活動を続けているという人も少なくない。恐らく2010年度生にとっては非常に厳しい就職戦線になりそうな様相であることは間違いな […]