口ベタなあなたを救う しゃべる名刺

著者の中野様より献本御礼。
先日の川上氏の出版記念セミナーの時に名刺交換とともに献本してくださった一冊である。結論から言うと、献本されていなくとも、お金を支払っても、予約をしてでも購入すべき一冊と言える。名刺の力がここまで秘めているという可能性を見出すことができるとともに著者の生き方と相まっての説得力のすごさをどう表現すべきか言葉が見当たらないほどである。

序章「「しゃべる名刺」が起こした奇跡の大逆転劇」
第1章「相手の反応がいい名刺、悪い名刺」
あるセミナーで、私も完全に個人名刺を持つようになった。会社の看板を持たない「自分」を売り出すための「武器」である。
著者の名刺をいただいたのだが、自分の生い立ちから強みなど自分の「すべて」を伝えている。名刺が「しゃべる」ことによって相手から交換を持ったり、話のネタになったり、それだけで人柄がわかったり、あらゆる効果があり、一発で商談になる。
たかが名刺、されど名刺、名刺は甘く見てはいけない。名刺にこそ自分を表現する大きなツールである。

第2章「「しゃべる名刺」をつくるあなたへの大事な質問」
さて「しゃべる名刺」の良さを伝えた後は、さて自分も「しゃべる名刺」をつくりたいと思ってしまう。名刺を作る前にここでは自分を売り込むための質問である。名刺に掲載するものから理想の相手といった商売対象と商売物(サービス)を絞り込まなければいけない。

第3章「お客様との距離を縮める「しかけ」はこうつくる」
次は「しかけ」づくりである。自分のプロフィール作りにも、写真を撮るにも、キャッチフレーズ作りにも工夫が必要であると。

第4章「「しゃべる名刺」のつくり方を徹底解説!」
第1章でもその良さを紹介したが、ここではそれをもっと詳細に解説しているしゃべる名刺は全部で8面もある。その中でも表紙、裏面、中面…というのを役割を担いながら設計されている。
そして共感や感動を生み、伝えるためのコンテンツ作りに入る。自分史を作る場面があることを考えると自分の「棚卸」という感覚で考えることができるので、余すところなく自分をさらけ出せる。

第5章「マイ浪花節が感動を生む!」
「マイ浪花節」はユニークではあるが親近感がある。そして共感を生み、相手との距離をさらに縮める効果がある。

第6章「名刺交換の極意」
さて名刺交換である。新社会人となればだれでもやるビジネスマナーとしての「名刺交換」。ここではこのビジネスマナーではまず学ぶことのできない名刺交換の方法を伝授している。初対面で名刺交換をした時・した後の行いによって相手からの印象が違ってくる。

第7章「しゃべる名刺の魅力を語る!」
最後はこの「しゃべる名刺」を実践し、劇的な効果をもたらした人たちの体験談である。それだけでも「しゃべる名刺」の凄さが窺える。

本書が1,400円というのは私から見たらもっと高くてもいいという気持ちになる。本書もさることながら購入者への特典も惜しんでいない。著者のホームページを参照のことだが、本書であるシートをPDFで印刷できるのでわざわざコピーして実践してみるという必要がない。
まずはPDFを印刷して実践から始めよう。さらに「幻の原稿」もダウンロードできるので本書の価値は1,400円ではお買い得にも程がある。

「自分の名刺」を持ちたいという人は必読と言っても過言ではない。