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2009年2月

ロジカル・パーソナルブランディング

昨日はみさ吉さんこと美崎栄一郎さんが主宰する「山の手の会」に参加いたしました。前々から存じ上げていたのですが、本日が初参戦でした。 講師の方も昨年の読書パーティーの時に名刺交換をしていただいた坂田篤史さん。下記の著書やブログ「ロジカルブランディング-論理的なブランド戦略-」でも有名な方です。先のセミナーでは賞賛の声が上がっていただけにどのような講演になるのか楽しみでした。 今回も同じように内容はこ […]

日本最初のプラモデル 未知の開発に挑んだ男たち

日本人であればプラモデルというと心をときめかせる人が多いだろう。私もその一人である。この「プラモデル」というのは略語であり、正式には「プラスチックモデルキット」である。正式の名前を言ってもピンとこないので「プラモデル」や「プラモ」と言った略称のほうがいいだろう。プラモデルと言ってもかなり奥が深く食玩のように簡単に組み立てられるものから組み立ててから塗装をするといった本格的なものまである。私は簡単な […]

東京フレンチ興亡史 ――日本の西洋料理を支えた料理人たち

本書は東京におけるフランス料理の歴史について書かれている。フランス料理から入るかと思った最初は「ミシュラン東京」をこき下ろしている所から始まっている。私は「ミシュラン東京」については否定的な立場にあるのでなかなか愉快なところであった。本場の「ミシュランガイド」と「ミシュラン東京」を比較しながら書かれている。「ミシュラン東京」を作った会社は本書の主張が行き届いているかどうかにかかっているが。だが私は […]

変わる世界で日本はこうなる!

2008年10月にアメリカ大手証券会社「リーマン・ブラザーズ」が破たんし、世界に経済は減速した。日本も例外なくその影響を受け、日経平均株価も一時7000円台を割り込むという事態になった。雇用状況も「派遣切り」や「内定取り消し」などが相次ぎ、世界的に経済は不安定に陥っている。政治もまた「定額給付金」や「解散」、あまり関心がないのだが「かんぽの宿」のことについて紛糾している、というよりも足踏み状態とい […]

ワクワークショップ Vol.01

昨日は「読書ノススメ~読書とは「読んだら書く」~」でおなじみの竹原さん主催の「ワクワークショップ Vol.01」に参加いたしました。講師の方は横田尚哉氏。 昨年の10月の出版記念講演会でファンクショナル・アプローチ(以下FA)についての実践編、自己投資についてのFAという内容のものでした。 内容に入る前にちょっと会場にたどり着くまでのいきさつについて恥ずかしい話を。 実は開始時間と会場を間違えてし […]

琢磨、シート争いに敗れる

ブルデーのトロロッソ残留が正式発表! 琢磨、シート争いに敗れる 6日、スクーデリア・トロロッソが、セバスチャン・ブルデーの残留を正式に発表した。来季同チームはブルデーとセバスチャン・ブエミのコンビで戦うことになる。(中略)これで、売却された場合のホンダF1のシートを除き、全チームのレースシートが埋まったことになる。 上記のようにトロロッソも決まりました。すでに決まったブエミに続いて、ブルデ―が残留 […]

戦う動物園―旭山動物園と到津の森公園の物語

旭川市にある「旭山動物園」、福岡県北九州市にある「到津の森公園」の共通点は絶望的な危機となった状態から見事に変貌を遂げたことにある。かたや試行錯誤の末「行動展示」を行うことによって「日本一の月間入園者数」を記録し、かたや地域の力でもって閉園から復活させた。本書はこの2つの動物園の復活へのエピソードと両園長の交流について書かれている。中公新書は学術的なものが多く読みにくいものが多いが、良い意味で「中 […]

食料自給率のなぜ

現在日本の食料自給率は40%である(カロリーベース)。先進国の中でも最低の数字である。残りの60%は当然輸入に頼っていることになる。今では円高により輸入品は安く手に入るようになったのだが、「戦後最長の好景気」と言われた時は原油高の高騰などにより食品などが軒並み値上がりした。さらに異常気象も頻発しており事あるごとに影響を受けやすい。さらに経済は「世界恐慌」という非常事態であり、オバマ政権が「スーパー […]

エリー(C)―茅ヶ崎の海が好き。

昨年の8月のライブを最後にサザンオールスターズは無期限の活動休止となった。ファンである私は再び「サザンオールスターズ」が復活し、ライブを行い、シングル・アルバムを出すことを切に願っている。 サザン関連と言ってしまうとかなり失礼だが、本書の著者はあの桑田佳祐の実姉であるが、この方は本書を完成して10日後に帰らぬ人となった。つまり本作は史上唯一の桑田佳祐、及び茅ヶ崎についての自分自身の話を一冊にしたも […]

コスメの時代―「私遊び」の現代文化論

本書を読んで、ずっと前に「電車の中で化粧する女たち」を書評したことを思い出す。確かこの時に書いたのは、「化粧とファッションについて」、「化粧はマナー違反であることの反駁を求める」ことであった。今思えばこのコスメと「遊び」、「オタク」の考察についてがほとんど書かれていなかったことに気づく。だが本書はこういったことをさらに深化して考察している1冊である。 序章「ファッションの八〇年代から化粧の現代へ」 […]