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2009年5月4日

日本人の愛した色

色というのは不思議なものである。動物が生活をしていく上で最も扱いやすく、最も喩えられやすい。 本書のタイトルは「日本人の愛した色」であるが、もともと日本の文化は「視覚」によって築かれた文化であるだけに「色」というのは非常に重要なウェイトを占める。「色」を調べるとなると文化そのものを調べられるので本書のように選書の形式で納められたこと自体が奇跡だと私は考える。コンパクトになった「色」にまつわる日本文 […]