メゲナイ人は「単純」に考える!

今日は「ストレス社会」と呼ばれており、仕事の内容自体も複雑化してきている。当然思考も単純なものとなくなってきているため考えていくだけでもだんだんと後ろ向きになってしまっている。そして俗に言う「メゲる」状態、ネガティブな状態に至ってしまう。ではめげない人になるためにはどうすればいいのか、本書によると「単純」に考えればいいという。「単純」な考え方であれば私も推奨するが、社会はそれを許してくれないのも困りものである。さて、本書では、いろいろなケースでの単純な考え方について紹介している。

1章「今の考え方を、少しだけ変えてみた方がいいとき」
叱られたときとかというのは誰もがネガティブになる。それだけではなく「自分には向いていない」「自分には才能がない」といった考えもネガティブに陥ってしまう。
本書は「メゲない人になる」。さらに著者は「ポジティブ」。ポジティブに考えることが大切である。

2章「頑張っているのに、なかなか上手くいかないとき」
「頑張っているのに報われない」というのは今も昔も同じことを聞く。しかし「無駄ながんばり」をしてはいないだろうか。要点だけがんばっていけばそれなりに報われる。それを知ってこそ、仕事も楽しくなり、プライベートも充実してくる。

3章「ちょっとキモチがヘコんでしまったとき……」
人は誰しもへこたれてしまうもの。ではどうしたら立ち上がれるのか。それは自分自身が素直になること。それが最善の道である。現実はそうにはいかないが…。

4章「どうにもこうにも、「納得がいかない!」とき」
誰だって「納得のいかない!」と思うことがあるだろう。特に無理そうな目標や雑務ばっかりというような仕事を回されていても、そこから得ることだってある。それを見つけてみたらそのような仕事にも楽しくなれる。

5章「周りの人の言動・行動にイラっときたとき」
まわりにイライラする時というのも私にもある。しかしイライラしてばかりいては仕様がない。そういう時はうまく立ち回ったり、割りきったりすることが絶好の手段である。

6章「開き直って、キモチを切り替えた方がいいとき」
落ち込む、壁にぶつかる、青天の霹靂ということなど、突然ネガティブに陥ることはどんなところでもあること。
そういう時はどうするか。簡単である。「開き直る」ことである。

7章「今の自分に、ちょっぴり不安を感じたとき」
人は誰しも「不安」に駆られる時はある。
そういった時にはどうすればよいのか。こういった言葉がある。
「人事を尽くして天命を待て」
「不安」があるというのは人事を尽くしていないこと。だから不安を感じさせない暗い努力をして、これ以上できなくなったら、後は天命を待てばいい。そういった心構えをもつことである。私も肝に銘じよう。

8章「ココロと身体のサインを、素直に受け入れた方がいいとき」
スランプやパニックや疲れというのもある。そういったときは自分に素直になって停止をしたり休んだりしてもいいじゃないか。

いろいろな不安やネガティブというのはあるが、それを解決をしたらいいのか、答えは簡単。「ポジティブ」になればいいということである。ネガティブ人間は「石橋をたたいて渡る」人と同じくいいことかもしれない。堅実な考えかもしれない。しかし石橋をたたきすぎて橋が崩れてしまっては元も子もない。そういった人であれば、
「大胆、かつ繊細に」
という言葉でも十分「ポジティブ」になれるのではないだろうか。