F1 富士スピードウェイ 日本GPから撤退

「富士スピードウェイ 日本GPから撤退」

2007年から鈴鹿に代わって日本GPの開催地となった富士だが、今年からは鈴鹿と富士との交互開催となり、次に富士で日本GPが行われるのは2010年の予定だった。しかし、富士スピードウェイ株式会社は火曜日に発表したプレスリリースの中で「昨年10月以降の世界的な経済不況に伴う著しい経営環境の悪化と急速な経済回復の目途が立ちにくい事情などから、お客様にご満足いただけるF1日本グランプリの開催継続は、企業存続の観点からも極めて困難との結論に至りました」と語り、日本GPの開催中止を発表した(GPUpdate.netより抜粋)。

昨年の経済不況もあるのですが、元々観客からもドライバーからも不満があったことが理由に挙げられています。コースレイアウトは悪くはないのですが、鈴鹿と比べたら見劣りがしたというのは否めません。

さらに一昨年、30年ぶりに開催された富士ですが、一部を除いて雨だったのと交通の便の悪さ、一部観客席の視界の悪さと言うので不満が募り、あわや訴訟問題にまで発展しそうにまでなりました。

残念な思いもありますが、こういった不満を考えると撤退はやむを得ないでしょう。

76年もまた2年で開催中止となったことを考えると、富士は3年連続でF1をやったことがないという不名誉な烙印を押されたのかもしれません。

来年以降は鈴鹿…と思ったのですが、鈴鹿も鈴鹿で来年は開催するのか分からない状態です。

来年以降も日本GPが続いてほしいのですが…続くかどうかは鈴鹿次第ということになりそうです。