ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法
私は月に約50~70冊読み、書評も書く。特に書評は初期のころは400字詰め原稿用紙1枚前後で済ませるということがほとんどであったが、だんだんと書いていくうちに「あれも書きたい」「これも書きたい」という欲望が広がり始め、今となっては1冊につき平均で原稿用紙4枚分、多い時には8枚にまで上る。 しかし最近では書きすぎというよりも書きたいけれども、書く時間と書くスピードをどのようにしていけばいいのかという […]
私は月に約50~70冊読み、書評も書く。特に書評は初期のころは400字詰め原稿用紙1枚前後で済ませるということがほとんどであったが、だんだんと書いていくうちに「あれも書きたい」「これも書きたい」という欲望が広がり始め、今となっては1冊につき平均で原稿用紙4枚分、多い時には8枚にまで上る。 しかし最近では書きすぎというよりも書きたいけれども、書く時間と書くスピードをどのようにしていけばいいのかという […]
書評をやっていることもあってか本はいろいろと読むが、それと同じように漫画も読む。少女漫画もいくつか読んだことがあり、その中でも「NANA」や「フルーツバスケット」「彼氏彼女の事情」と言ったものが結構好きである。 私情はここまでにしておいて、少女漫画は第二次世界大戦後から広く親しまれており、戦後少女漫画史というのが漫画評論家でコミックマーケットの代表を務めた故・米澤嘉博氏が書かれた「戦後少女マンガ史 […]
言葉に携わっていると、必ず出くわすのが「四字熟語」である。四字熟語と聞くと、漢字が苦手な人は忌避してしまうかもしれない。私自身はと言うと、元々漢字が好きだったため、四字熟語にはすんなり入っていけると高をくくっていたが、思っている以上に難しく、苦手になるときさえあった。しかし今では新しい四字熟語を知りたいという好奇心ばかりが強くある。 会話にしても、本や資料を読むにしても、必ずといってもいいほど「四 […]
「お客様は神様でございます」 これは国民的歌手である三波春夫が言った言葉である。 一部の企業ではこれを鵜呑みにし、お客様は神様ですと標榜しているところもあるのだが、はたしてこれは正しいのかという疑問はある。 しかも三波氏自身もこの言葉については「自分はすべての人をお客様だと思っているわけではない。ステージを見に足を運んでくださる人だけがお客様だと思っている。(永六輔「永六輔の芸人と遊ぶ」より)」と […]
公営ギャンブルと言うと、競馬や競輪、競艇といったものがあげられる。これらが本格的に公営のギャンブルとなったのは戦後のことであり、それから60年以上たつ計算になる。しかしその公営ギャンブルであるが、自治体の財政圧迫により、撤退を余儀なくされているところも少なくなく、私が知っているもので言ったら北海道の「ばんえい競馬」や「ホッカイドウ競馬」というのが相次いで縮小されている。「ばんえい競馬」は現在帯広し […]
不良文化と言うと何か陰湿な印象を持ってしまうのだが、そこにスポットを当てているというと興味深い。今となっては「ヤンキー」とは何なのかという存在が問うようになっているのだが、そもそもヤンキーとはどのような存在なのかというのも考えたくなるし、どのような歴史を辿って行ったのかというのも知りたくなる。本書は不良にまつわる文化・歴史を当時の流行とともに探っていくというユニークな一冊である。 第1章「「ヤンキ […]
ビジネスやプライベートなど様々なところで「場」というのもが存在する。当然その「場」を取り仕切る人が出てくる。しかしその「場」を作る技術というのはどのようにして身につけたらいいのか、「場回し」をするにはどうしたらいいのかと悩む人は多いことだろう。本書は様々な場における「場回し」の達人を紹介しながら、その人たちの極意を余すところなく書かれている。 第1章「「場回し」概論」 そもそも「場回し」とは何なの […]
(前回からの続き) 「公開数王」終了後、川上徹也さんとともに大井町へ。 ちなみに参加したのは「山の手の会」の「旧約聖書と論語のライブ!」というセミナーです。 「論語」や「新約聖書」、「日本神話」や「ギリシャ神話」がビジネスに役に立つという文献はいくつかあります。 論語についてはビジネスに関してどのように役立つのか、そして旧約聖書とビジネスの関連性を学べるのはまさに一石二鳥と呼ぶべきでしょうか。 Ⅰ […]
昨日は「月刊ビッグ・トゥモロウ」誌にある連載「数王(かずキング)」の公開版、「公開数王」に参加いたしました。「月刊ビッグ・トゥモロウ」というと「読むが価値」で有名な鹿田さんも載ったということで知られているざっしですね。 数王については1・2回拝見したことはありますが、正直なところどのように決められているのかほとんど分からない状態での参加でした。 今回のテーマは「ビジネスにまつわる数字」。 さていよ […]
かつて「終身雇用制」というのが重視され、いったん就職したら還暦になるまで同じ会社、そしてエスカレーター式に昇進していくことが担保されていた(年功序列制)。しかし、バブル崩壊以後この労働の形は大きく変わり、今や明日同じ職場で働けるという保証がなくなった。その影響もあってかいくつかの企業では社員同士の会話や、職場いじめと言ったギスギスとした雰囲気になっていき、若手の社員はやる気を失い、辞職者が続出し、 […]