2009年年末恒例企画 vol.1 「理数系」本ランキング

もう「毎年恒例」といってもいいのかもしれません。年末年始となると様々な企画が行われるようですが、当ブログもその一つとして挙げられるかもしれません。

当ブログでは毎年末にカテゴリー別に印象に残った本、またはF1レースのランキングを行っております。

昨年は管理人がインフルエンザにかかったことによりほとんどのランキングが年明けにずれ込んでしまいましたが、今年はそういうことはないようにしようと思っております。

さらに今年の3月にカテゴリーを整理いたしまして、「書評の部屋」に、カテゴリーを5つ分けた物を新たに追加いたしました。カテゴリー別であればバックナンバーが見やすいというよりも、この年末企画がやりやすいというのが本当の理由です。

それは置いといて、今年は以下の日程でランキングを行います。

・25日 理数系部門ベスト5
・26日 文芸・評論部門ベスト5
・27日 社会科学部門ベスト5
・28日 人文部門ベスト5
・29日 ビジネス部門ベスト10(前・後半に分けるかもしれません)
・30日 F1レースベスト3

全6日間、お付き合いいただければと思っております。

さて今回はトップバッター、書評の部屋の中から「理数系」のカテゴリーの中で今年印象に残った本、トップ5を紹介いたします。

第5位「歯から始まる怖い病気

普段行う「歯磨き」。それを怠るということはあまりないと思いますが、もしこれをおろそかにしていたらどうなるのか、というのが印象的でした。

第4位「ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学

私の本職はSEなので、それにまつわる本は読むという印象を受けがちですが、実際は読むことは読むのですが、書評にUpすることはなかなかありません。専門的な話になると、読むほうがついていけなくなる可能性があるからです。
しかし本書は初心者の視点から、システム業界の現状というのを解き明かしているため、SEのことについて分からない人、SE初心者の人にとっては良書でした。

第3位「豚インフルエンザの真実―人間とパンデミックの果てなき戦い

今でも、新型インフルに関するニュースは後を絶ちません。新型インフルエンザは一体何なのか、というのを解き明かすとともに、ニュースで伝えられているインフルエンザ情報を見ている私たちにとって、衝撃的な作品であり、問題作と呼ぶに相応しい一冊です。

さらに予防法も常識を覆すものと言え、インフルでお悩みの方には必読の一冊です。

第2位「記憶 脳は「忘れる」ほど幸福になれる!

最近では「減らす」「忘れる」「ダイエット」など、増やすとともに起こる「犠牲」をフォーカスしたものが出ていますが、記憶も「覚える」だけではなく、「忘れる」という機能があります。いかにして「忘れる」か、「忘れる」良さは何なのかをフォーカスした、印象深い一冊でした。

第1位「三つ星レストランには、なぜ女性シェフがいないのか

正直言いまして、管理人の私でもこれを1位にするのはどうかと思いますが…「理数系」というと理科や数学などちょっと難しいものを想像すると思いますが、本書は医学的な観点から、男性と女性の特長というのを紹介しているため、ちょっと(どころじゃないか)エッチな医学本というような一冊だったので、これを1位にしました。

今年Upした理数系の中で一番「強烈」かつ「刺激の強い」一冊でした。

明日は「文学・評論部門」です。主に小説が載る予定です。

選考の一部始終はtwitter上でつぶやきますのでよろしくお願いいたします。