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2009年12月

百人一首の歴史学

皆さんは「百人一首」というのをやったことがあるか。 私は小学校の時に友人がもってきて、それでやったのだが、とる札が木でできており、しかも達筆なので下の句がなかなか読めず、お手つきを数え切れないほどやったことについて本書を読んで思い出した。良い記憶か悪い記憶か定かではないが「百人一首」というと平安時代、それ以前の和歌を100人挙げている。有名なところでは紀友則、蝉丸、猿丸大夫、小野小町が挙げられる。 […]

明日、会社がなくなっても、自分の名前で勝負できますか?

昨今の経済的状況からわかるとおり会社は明日働けるという保証はどこにもない。もし明日会社が倒産した時、あなたはどうするのか、これは会社勤めの方には是非読む必要がある一冊と言える。たとえ会社人として安定的な人生を送れたとしても、独り立ちできるほどの力があれば重宝されるからである。 第1章「自分を語るために、まず働き方を変えよう」 あなたは1日にどれだけ「仕事」をしているか。 1日中と答える人が多いかも […]

裁く技術~無罪判決から死刑まで

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 2009年5月21日に裁判員制度がスタートしてから半年経つ。既にいくつかの事件において裁判員制度が適用されており、今後は改正も視野に入れながらの練り直しも行われることだろう。現時点では来年には約30万人もの人が裁判員候補者名簿に記載される見込みである。もし裁判員に選ばれるとしたら労働など様々な不安が出てくることだろう。 本書ではあらゆる不安の中から刑事裁判 […]

自転車でめぐる東京・江戸ガイド 「地元民」も太鼓判の24コース ママチャリでGO!

株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。 日本の首都ともいわれる東京には江戸時代から、あるいはそれ以前からの歴史が残されている。特に江戸情緒や歴史を探訪するのは私はおもしろいと思う。民俗学や歴史学についての文献をよく読んでいるため、なおさらそう思ってしまう。 さて本書は自転車で巡る江戸・東京のルートを紹介している。自転車というと経済評論家の勝間和代はよほどの事情がない限り、都内の移動は自転 […]

西洋陶磁入門―カラー版

日本の陶磁器についても、土器や茶碗など様々な歴史的にも重要なものは数多くある。本書は所変わって西洋の陶磁器をもとにして古代から中世、そしてルネサンスの時期から18世紀に至るまでの陶磁器を紹介しながら、陶磁器における歴史的な意味合いも取り上げる。 第Ⅰ部「古代・中世」 古代や中世において、陶磁器は歴史的な意味合いがあるのだが、陶磁器そのものよりも、陶磁器に描かれている絵画が重要な意味を示している。古 […]

午堂登紀雄&秋竹朋子出版記念講演&パーティー 感想

(前の記事からの続き) ダブルヘッダー第2弾は「午堂登紀雄&秋竹朋子出版記念講演&パーティー」に参加いたしました。 (これらの本の出版を記念してのパーティーです。) 主催者の一人である秋竹さん直々にメールをいただき、参加という形となりました。 場所は汐留のあるレストランにて行われました。 午堂さん、秋竹さんのあいさつから始まり、乾杯。 途中、秋竹さんとビジヴォのトレーナーの方々とのミニコン […]

21世紀の夢と未来とお金の考え方~澤上篤人×内藤忍×中野晴啓×早川周作~ 感想

昨日に引き続き、本日もダブルヘッダーとなりました。どれも素晴らしいイベントであり、かつ、学びもあるため欠かすことができません。 勉強好き、そしてそこかの実践・検証も好きな私なのでばっちりと学びぬきたいと決意し、教に臨みました。 さて本日一発目は日本リーディング総合法務事務所、株式会社プロFPJapan主催の「21世紀の夢と未来とお金の考え方~澤上篤人×内藤忍×中野晴啓×早川周作~」に参加いたしまし […]

10万部突破予定忘年パーティ 感想

(前の記事からの続き) 渋谷で行われたセミナーの後、バスで六本木へ(ちなみにバスで六本木まで行けたのはその日初めて知りました。渋谷には何回か行ったがこれは気付かなかった…)。 セミナー前は曇りだった天気は、夕方頃には雨。バスの中はというと、雨と寒さで窓は曇っていて、どこに向かっているのか分からない状態に(元々、東京をバスで移動すること自体初めてなので晴れていても変わらないか)。 何とか六本木に着き […]

ビジネスマインドの持ち方 感想

本日は株式会社InspireConsulting主催の「ビジネスマインドの持ち方」のセミナーに参加いたしました。ちなみにこのセミナーは前回のセミナーで人気のある酒井氏が講師になるという告知があり、参加しました。 Ⅰ.酒井穣 ブログ「NED-WLT」でも、「課長の教科書」「戦略の教科書」でも有名な酒井氏の講演でした。 ・「良い仕事」とは何か。 これが今回の講演の命題でした。その中から仕事をすること、 […]

風狂の空 平賀源内が愛した天才絵師

江戸時代の後期に非常に有名な画家が存在した。 彼の名は「小田野直武」と呼ばれた。彼は蘭学者であり、作家、発明家であった平賀源内から蘭画(オランダ流の絵画)学んだという。日本画にどっぷり漬かっていたが、オランダ独特の絵画を観て小田野は衝撃を受け、蘭画修行を行った。その後に有名な杉田玄白らの「解体新書」の図の描画を任されたのも小田野である。順風満帆と思われた矢先、小田野は30年という非常に短い人生に幕 […]