こんなに簡単! こんなに役立つ! ダンドリ・整理術 モノグサ私の方法

明日香出版社 久保様より献本御礼。
巷では「整理術」や「段取り術」といったノウハウ本を散見する。その一方で「片づけられない男(または女)」をTVや新聞、雑誌でみることも何度かある。そういったのは「モノグサ」な性格から来る人が結構いるとのことである。本書はそういう人のために、本当に簡単で、かつおもしろい「整理」・「段取り」を紹介している。それらを行うためのハードルをできるだけ下げることにより、始めやすく、かつ続けられるようにできている。

第1章「時間を生かす整理術」
人間は誰しも24時間という時間を持っている。その中でどのように時間を使うのか次第で、成長やアウトプットの違いが出てくるといっても過言ではない。その中でどのように時間の密度を濃くしたらよいのかということについて紹介しているのが本章である。
CDやフリーソフトを用いて時間を区切るというやり方を紹介しているが、携帯電話や時計のタイマーを用いても十分に時間管理をすることができる。

第2章「自分を生かすアナログ整理術」
(チェック)リストやノートなど記録をする、もしくは考えるツールは枚挙に暇がないほど存在する。しかしやることが多い、もしくはスケジュールがタイトとなってしまい、せっかく整理したものも型無しとなってしまっては元も子もない。そこで整理術だけではなく、仕事の取捨選択ができる「Not To Do」リストを造ったりすることで、余裕ができ、そこで仕事の効率化を図ることができる。
他にもノート術、情報活用術、アイデア術に至るまで紹介されている。

第3章「モノと空間を生かす整理術」
自分の仕事をするデスクの空間をどのように生かすのか次第で仕事の効率が上がる要素になる。明日行う仕事をやり残したり、いつも使う道具をどこにおいたらよいのかまで書かれている。

第4章「書類・ファイルを生かす整理術」
書類や名刺など紙類がたまってくると必ず行うのが「ファイリング」などの整理である。
整理といっても捨てる、並べるということを連想する人も多いと思うが、それだけでは整理とは言わない。ほかにもいかにして「貯めるか」ということにも言及している(但し、「溜める」とは言っていない)。いかにして貯め、ファイリングを行い、捨てる。その流れの線引き、時間、色といった「区切り」を用いてどのように整理したらよい化について紹介している。

第5章「PC&WEBを生かす整理術」
最近ではPCのディスク内、PC内(いわゆる「ローカル」と言うところ)で整理できていないという人も多いことである。更にブラウザーやメーラーなども整理したり、2等体制で活用したりする事が載っている。私自身少し前までは「IE8」と「Firefox」の2頭体制を敷いていた。というのはフリーメールが今まで「Firefox」では受け付けてくれなかったからである。今は受け付けてくれるので「Firefox」のみである(しかし今秋にはメールサービスが終わってしまうので、乗り換えること必至であるが、どこにしようか迷っているところ)。
ほかにもフォルダのタグ付けや並べ変え術についても記されている。

整理は一度やっていくと面倒なところが出てくる。しかし本書では面倒な人のために、自動的に整理ができるすべについて紹介されているという。ただ、それを自動化するまでに持っていけるかはその人次第と言う他ない。