はあちゅうの 20代で「なりたい自分」になる77の方法

大学生の間に「はあちゅう日記。」などで人気ブロガーとなり、世界一周旅行をしたり(しかもタダで)、催眠術師になったりと数多くのことを実行した。現在は東京から名古屋に引っ越し、OLとして活躍していると同時に、ブロガーとして現在も活躍中である。

本書は彼女が20代で成し遂げてきたこと、行ってきたことを「77の方法」として表している。

第1章「はあちゅう流 目標を現実にする法」
やりたいことを探し、それまでの間になにをすべきかを書く、簡単にいえば「目標管理」についてのことをいっている。
「目標を持て」と言われても思いつかないもの。まずは「何をやりたいのか」「何をやっているのか」「これまで何をやってきたのか」を見つめて、目標を掲げることをやっておくといい。
目標設定にしてもさることながら、自らやるべきことを明確にし、それを形にするというのは誰もが「知っている」が「している」人はなかなかいない。

第2章「はあちゅう流 手帳術&時間活用術」
この章では手帳と時間についてである。特徴的なものは見受けられないが、時間の活用法について気づき、自分なりに考え、行動をしているところはすごいと思った。「当たり前」と考えている人もいるかもしれないが、自ら実践をすることによって得た力は何者にも代え難い。

第3章「はあちゅう流 売り込み術&ブログ術」
著者の真骨頂と言うべきところであろう。著者はブログのみならず、twitter上でも活躍している。ここではインターネットにおけるブランディンブ、ツールの紹介についてを取り上げている。
私もブログを運営している身であるが、勉強になること、実践できる要素もあった。

第4章「はあちゅう流 勉強術&情報収集術」
本章では勉強術・情報収集術と言うよりも「勉強術・読書術」の色が強いように思える。記憶の仕方、速読法などの読書術、暗記法に至るまで紹介されている。

第5章「はあちゅう流 型にはまらない方法」
「型」は武道においても重要な要素として挙げられている。
余談は置いといて、型にはまる重要性はあるのだが、型にはまりすぎることによって、成長が止まるといった弊害を起こしてしまう。「守・破・離」にあるがごとく、型を破壊しながら新しいスタイルを見いだしていくというものである。
それをやるためには実際に外にでる。たとえば会社外の勉強会に参加をする、他業界の人と会ってみる、東京にいる人であれば名古屋や大阪に足を運んでみる、日本に限らずアメリカやイタリアなどの海外へ足を運んでみる・・・。挙げるだけでも方法は沢山ある。

第6章「愛されて人が集まってくる話し方&交流術」
ここでは「コミュニケーション術」についてである。大嫌いな自分自身を変えようと積極的にセミナーに参加し、海外にも足を運んだ。その中で多くの人と出会うことによって、話し方、生き方、考え方を磨くことができた。そして今や日本でもっとも有名なブロガーの一人であるとともに、タダで世界一周をするなどの事を成し遂げた。人の出逢いはたくさんの宝が詰まっている。それを大きくさせるための「コミュニケーション」は重要なツールと言える。
余談であるが、本書の著者と私は同い年である。さらに同額年であることを考えると、本書で学ぶだけではなく同年代に生きた誇りであるとともに「私もがんばらなくては」ライバル心のようなものが芽生える。

話を戻すが、本書は著者が女子大生の時に身につけた方法を書籍したものであるが、最初にも言ったとおりOLとして社会の場にでたとき、「77の方法」で変わったところはあるか、変わらないところはどこなのか、彼女のみぞ知る、そのことを考えてみると1度だけでもお会いして、話してみたいものである。