人生を変えたければ「休活」をしよう!

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
みなさんは「休活」とは何なのかというのをご存じだろうか。
簡単に言えば「「休」日に勉強会や趣味のサークルなど第三の場で「活」動すること」を「休活」という。著者は「日経新聞を読む朝食会」「PDCA勉強会」など5つの勉強会を主催しているだけではなく、数多くの勉強会に参加しており、そのかず年間300にも上る。私も一昨年から休日に様々な勉強会に参加をしており、最近では休日の朝にも頻繁に勉強会に行くようになった。

昨今では「勉強会ブーム」といわれており、勉強会にまつわる本で言うと嶋ひろゆき氏や美崎栄一郎氏がすでに出版されている。本書はその中でも「休活」を中心に取り上げている。

第1章「肩書きなしでも勝負できる自分をつくる」
本省に入る前にこの質問をしたい。
「もし明日、自分の会社がなくなったらあなたはどうしますか」
おそらく多くの人は答えられないだろう。そうでなくても「会社」と「家庭」の往復だけでは、人生において彩りはまず生まれない。そのために何か始められることというと同じ趣味を持つサークルに参加をしたり、私のように勉強会に参加をしたりすると良い。休日は特別な事情がない限り仕事を忘れて、趣味や勉強に没頭ができる絶好の時に家でごろごろしていては時間の浪費につながってしまう。明日どうなるのかわからない今だからでこそ、社外の人との交流を行うことで、仕事においても、家庭においても、さらには勉強会においても予想もつかなかった発見やチャンスが巡ってくるわけである。

第2章「休日に「時間」をつくる」
休日はなんと言ってもどのように時間をつかうかは当人の自由である。しかし家庭を持っている人だとそのようには行かないケースもあるようだが。時間が自由に使えることだけあって、ごろごろして休みたいというのが誰しも思う本音と言ったところ(私もそうである)。
しかし休日だからと言って休んでばかりいては「仕事=人生」という感じがしてならない。そこでもう一つ質問をすると、
「もしもあなたは、余命があと1年しかないと知った時、その1年間はどのように使いますか?」
とある勉強会後のパーティーにて名刺交換をした方に言われた質問である。訊かれた私はというと「ドズン」という衝撃を受けたような気がした。自分の人生をどのように進んだら良いのかを真剣に考えたことがなかった。
むしろ勉強会に参加していること、多くの人と交流をしていることにヒントがあるのかもしれない。著者もそれに似たことを言われたことがあり、著者なりの見解を本章にて記している。
その他にも著者自身の土日での休活の流れを紹介している。

第3章「休日に「人脈」と「信用」をつくる」
休活は社外の人と交流ができる絶好の機会である。他にも平日の夜や朝もあるのだが、まとまった時間ということ、残業や早出のリスクを考えると、確保できる確率は高いと言ってもいい(休出のリスクはあるが)。
前述にもあるとおり人脈構築は何もビジネスばかりではなく、交流会や勉強会で構築することは十分可能である。私も社外の人たちの交流は勉強会や交流会がほとんどである。
交流を深めていくことによって様々な情報を得ることができる。それだけではなく、相手にとって有用な情報を提供をすることによって「give」の関係を保つことができる。
しかし交流の幅が広くなっていくと、ネットワークビジネスや宗教関係の人に出くわすことも多くなる。私もその勧誘をされた人の一人であるがそのときはきっぱりとお断りをした。
様々な行動をしていくうちに「信用」ができあがるが、構築されるのは非常に難しくても、崩れるのはほんの一瞬である。私も気をつけなければ。

第4章「休日に「経験」をつくる」
休活は仕事に限らず人生における経験の大きな糧になる。また時間の使い方によってその経験が何倍にも何十倍にもかえってくる。足し算で「1+1=2」ではなく「1+1=∞」二もなれば、使い方により「1+1=0.5」というような状態にもなる。

第5章「休日に「健康」と「家族の絆」をつくる」
休日だからでこそ、家族の絆や体のメンテナンスを行う機会が作れるという。自分の体は一つしかない。まだ私も経験していないのだが、家族がいたらその中でどのような生活を送れば良いのかというのも見えてくる。

著者はまさに「勉強会の達人」「休活の達人」と呼ぶべき人物である。休日のみならず、平日の夜でも勉強会に参加するなど、多彩な活動を続けられたからでこそ得られたものは多い。超・愛妻家の著者だからでこそ語ることのできる「休活」の良さがここにある。