結果は以下の通り。(「F1通信」より)
トップ争いは単調に終わってしまいましたが、中位~下位で大波乱があったレースでした。
ウェーバーは安定的でありながらファステストラップを連発する走りで終始ラップリーダーを譲らずの完勝でした。ヴェッテルは後半なかなかペースは上がりませんでしたが、終盤に入って調子を取り戻し、今回のファステストラップをたたき出し、1-2フィニッシュとなりました。ヨーロッパラウンド初回の2戦をいずれも1-2で飾るとなると、予選の速さだけではなく、安定性もつくようになり、もはや誰もついて行けない様相を見せています。
フリー走行でクラッシュを起こし、予選は走ることができなかったアロンソは前半からオーバーテイクショーを見せ、最終的にミハエルにオーバーテイクされましたが7位フィニッシュ。「見事」と言う一言に尽きます。
最終周、最終コーナーでミハエルがアロンソをオーバーテイクしましたが、これが審議の対象となりました。どのような展開になっていくのでしょうか。
(7:59追記)このオーバーテイクによりシューマッハは20秒加算ペナルティの裁定となりました。シューマッハはこれにより12位。アロンソからアルグエルスアリまでが一つずつ順位が繰り上がるそうです。
最初にも書いたのですが、今回は4回もセーフティーカーが出動する荒れたレースで、可夢偉も30周でリタイアとなりました。何が原因だったのかについては後ほどわかるでしょう。
(1:04追記)どうやらギアボックストラブルだそうです。
そしてドライバーズランキングですが、今回優勝したウェーバーとチームメイトのヴェッテルが同ポイント。勝ち星の差でウェーバーがトップに立ちました。しかしこの後も誰が優勝し、トップを奪うのかわからない状態です。まさに「F1戦国時代」といえるシーズンといえます。
次戦は2週間後、トルコ・イスタンブール!!