結果は以下の通り。(「F1通信」より)
すべてはスタートの1コーナーで決まりました。
ウェーバーがヴェッテルを1コーナーで抜き去り、そのままピットに入っても順位を落とすことなくそのまま優勝しました。トップを取った後の安定感はウェーバーの持ち味で、追突やアクシデントが無ければずっとトップを維持できる力はさすがの一言です。
一方PPを獲得したヴェッテルは1コーナーで抜かれ、さらにはコースオフ、タイヤバーストもあり、散々でしたが、その後着実に順位を上げ、7位フィニッシュ、ノーポイントは免れました。
フェラーリ勢は今回も散々。むしろ前戦より今回の方がその度合いが強いように思えますが。マッサはチームメートの接触によりタイヤバースト。それに伴いピットに入り最下位から追い上げることになったのですが、結局思った以上のオーバーテイクショーにならず、15位フィニッシュ。アロンソはスタートでポジションを落とすも、オーバーテイクやピット戦略により順位を上げる要素がありました。しかしクビサとの接触でドライブスルーペナルティを受けてしまい、14位フィニッシュ。ファイナルラップでファステストを出し気を吐いたのですが…。
マクラーレンの強さも際立ってきています。ハミルトンは4番手からスタートで2位にポジションを上げて、そのまま2位でフィニッシュ。さらにバトンは予選で憂き目にあっても安定した走りを行い、4位フィニッシュで、ドライバーズ・コンストラクターズランキングトップを堅持しました。予選の速さではなく、決勝での安定感が持ち味と言えるでしょう。
可夢偉は前戦オーバーテイクショーで7位フィニッシュだったのですが、今回はスタートから1コーナーへの飛び込みで見事に順位をポイント圏内に引き上げるとそこから安定感のある走りで6位フィニッシュ。またもポイント獲得となりました。
次戦は2週間後、ドイツ・ホッケンハイム!!