仕事と恋愛に効く5つの法則

(株)ダーナ 山本様より献本御礼。

「仕事と恋愛は同じ」

この言葉を聞いてぐさりときてしまった。私自身、「恋愛」というものを全く知らない。彼女いない歴はすでに15年以上続いている私だけに、最初の言葉はあまりピンとこない。
私の周りにはいないのだが、仕事と恋愛が両立できないと言う人もいるという。どのような状況にあるのだろうか訊いてみたいところだが。
それはさておき、本書は実話を基に仕事と恋愛に効く法則をそれぞれ5つずつ、ストーリー形式にて紹介している。

第1章「運命の出逢い」
原宿の明治通り沿いにあるショップがオープンしたところから物語は始まる。その中で恋愛に関して、そして仕事に関しての法則を1つずつ紹介している。
この中で恋愛の法則は印象的だったので紹介する。

「経済力も魅力の一つだ」(p.21より)

確か大学の時にTVで知ったのだが、「婚活」においても、「恋愛」においても経済力を持っている人に惹かれるという女性が多いのだという。「玉の輿に乗りたい」という邪推もあれば、夫婦でしっかりとして生活を送りたいという現実的な考えの中で「経済力」も恋愛における魅力の一つとして挙がったのではないかと考える。

第2章「実践」
「ビジネス書」が初めて効果を発揮する所は「実践」にある。「実践」を行い、そこから自らの差を見いだしながらも、自分なりにトライ&エラーでもって自分なりのものにする。
本章ではビジネス書における実践と言うよりも、ショップを運営する中で様々な反省や学びを得ながら、それらをトライ&エラーで実践につなげていく。実践をすることによって結果となり、そこから反省点が生まれ、フィードバックとなり、次の計画に向けての材料となる。経営にしても、販売にしても、仕事にしても、恋愛にしても、勉強にしても、スポーツにしても同じことが言える。

第3章「はじめての対立」
恋愛にしても、仕事にしても、最終的には「人」に行き着く。何が言いたいのかというと人と人との関わり合い、コミュニケーションにより「人」と交わっていく。その中で互いに対等で良好な関係を持つこともあれば、対立と言ったこともある。人との関わり合いの中で「対立」は避けては通れない試練である。その試練の中でどう乗り越えるのかが鍵となる。恋愛であれば彼女と、仕事であれば仲間、リーダーであればチームの皆と乗り越えられるかというのが試される。

第4章「最後の教え」
「最後の教え」は仕事でお金を稼ぐ以上に、そして私たちが生きて行くに当たり大事なことがある。それはいったい何なのかというのはさすがに当ブログでも言えないが、偉大な経営者、例えば稲盛和夫やビル・ゲイツなども行っていることで有名であることは言える。

本書はストーリー形式ながらも、仕事において大事なことを教えてくれる。しかし、それを生かすも殺すも、本書を読む人たち次第である。珠玉の言葉10個を自分なりに昇華した時、周りからは「変わった」と言われるかもしれない。