昆虫食古今東西

本書は日本のみならず世界各国の昆虫食を集めた一冊である。

日本で昆虫食として有名なのが「イナゴの佃煮」や「蜂の子」などが挙げられる。しかし他にも食用の昆虫もあり、私の中でも知らないものが沢山ある。

では日本以外ではどのように食べられているのか。例えば韓国では「ポンデギ」が有名である。「ポンデギ」とは蚕のさなぎをゆでたり、蒸したりして味付けをしたもので非常に独特なにおいをしている。あまりの強烈さに日本では罰ゲームとして使われることが多いが、本場の韓国ではおつまみとして人気である。

他にも中国を始め世界各国の昆虫食が紹介されていたのだが、本書を見るとアフリカ大陸が最も多かったように思える。

昆虫食で一番強烈だったのは本書には掲載されていないが、中国かどこかに「サソリの躍り食い」というのをTVにて見たことがある。サソリと言えば尻尾に毒を持っていることで知られているが、その毒性のある尻尾を先に切り離して食べるのだという。

昆虫は前述のように毒性のあるものから、栄養価の高いものまである。ゲテモノの様に思えるが意外と食べられているものまである。昆虫に関して好奇心の旺盛な人、珍しい食べ物を知りたい人にはもってこいの一冊である。

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