F1 アブダビGP ヴェッテルがシーズン2桁PPを達成!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

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ヴェッテルのPPは今シーズン10回目、年間2桁PP獲得は2001年のミハエル・シューマッハ(フェラーリ・11回)以来9年ぶり、史上7人目(他にナイジェル・マンセル、アイルトン・セナ(3回達成)、アラン・プロスト、ミハエル・シューマッハ、ミカ・ハッキネン、ジャック・ヴィルヌーブ)の快挙です。チャンピオンを獲得するために優勝しかありませんが、昨年優勝したサーキットで再び表彰台の中心に立つことができるか、あるいはレッドブルのためにウェーバーに優勝を譲るのか、注目が集まりそうです。

レッドブルの2台はどちらもタイトルの可能性を残していますが、現在ランキング2位のウェーバーは5番手、逆転チャンピオンを獲得するには不利なポジションといえますが…。

アロンソは3番手で、チャンピオン確定のためには、ハミルトンをオーバーテイクする必要がありますが、スタートの飛び込み、そしてどこで仕掛けるかというのも大きな鍵となりそうです。

チャンピオンを獲得するには優勝するしかないハミルトンは2番手。ヴェッテルをいかに料理していくか、注目です。

可夢偉は12番手からのスタート、地上波では「日本人記録」とありましたが、これは2004年に佐藤琢磨が記録したシーズン獲得ポイントのことを行っています。琢磨が獲得したときは34ポイント、現在可夢偉が獲得しているのは32ポイント、記録と並ぶには9位、記録を更新するには8位以上必要です。新ポイントシステムになった今、ポイント記録を更新するのは形式上容易ですが、果たして可夢偉は記録を更新するのでしょうか。

さて、優勝予想と行きましょう。

本命:ヴェッテル

対抗:アロンソ

要注意:ハミルトン、ウェーバー

鍵となるのはマクラーレンの2台、2位のハミルトンが3位のアロンソを抑えることができるか、さらにハミルトンはヴェッテルをオーバーテイクする必要があります。ヴェッテルも優勝する可能性大ですが、それではチャンピオンになれません。アロンソとウェーバーの順位も大きく関わってきます。なので単なる今回の優勝というよりも「チャンピオンの争い」、と言う所でどのような順位にいたらよいのか、と言うのが見えてきます。参考までにそれぞれのドライバーがチャンピオンになる条件について掲載致します(GPUpdate.netより一部改変)。

<アロンソがタイトルを獲得する条件>
アロンソ2位以上
アロンソ3位、ウェーバー2位以下
アロンソ4位、ウェーバー2位以下
アロンソ5位、ウェーバー2位以下、ヴェッテル2位以下
アロンソ6位、ウェーバー3位以下、ヴェッテル2位以下
アロンソ7位、ウェーバー4位以下、ヴェッテル2位以下
アロンソ8位、ウェーバー4位以下、ヴェッテル2位以下
アロンソ9位、ウェーバー5位以下、ヴェッテル3位以下
アロンソ10位、ウェーバー6位以下、ヴェッテル3位以下
アロンソノーポイント、ウェーバー6位以下、ヴェッテル3位以下、ハミルトン2位以下

<ウェーバーがタイトルを獲得する条件>
ウェーバー1位、アロンソ3位以下
ウェーバー2位、アロンソ6位以下、ヴェッテル2位以下
ウェーバー3位、アロンソ7位以下、ヴェッテル2位以下
ウェーバー4位、アロンソ9位以下、ヴェッテル2位以下
ウェーバー5位、アロンソ10位以下、ヴェッテル3位以下

<ヴェッテルがタイトルを獲得する条件>
ヴェッテル1位、アロンソ5位以下
ヴェッテル2位、アロンソ9位以下、ウェーバー5位以下

<ハミルトンがタイトルを獲得する条件>
ハミルトン1位、アロンソ11位以下、ウェーバー6位以下、ヴェッテル3位以下

今回の予選順位のまま決勝に行けばアロンソがタイトル獲得となります。その状況の場合、ヴェッテルはもはや神頼みとしか言いようがありません。優勝するだけなので後はアロンソが5位以下にならなければチャンピオンにならないからです。

特にウェーバーは5番手という不利なポジションからどこまで追い上げていくのかが今回最も注目といえるでしょう。何せ、順位が上がることによってチャンピオンの可能性の状況も大きく変わりますから。

ともあれ、目が離せなくなりました!!