スマート革命―自動車・家電・情報通信・住宅・流通にまで波及する500兆円市場

日本政府や経済産業省が掲げる「新成長戦略」の一つとして「環境・エネルギー分野」の成長がある。その中で注目を集めているのが、本書で紹介する「スマート革命」と言うのがある。エネルギーインフラ、そこから派生して自動車や家電、情報通信と言った所まで「スマート化」を行おうというものである。「ものつくり」の分野では世界でもトップクラスと言われている日本であるが、最近では韓国やアメリカなどに後れを取っている現実がある。技術力を前面に押し出した新しい環境対策である。

現に京都議定書を締結している日本は90年に比べて二酸化炭素の量が9.0%(2007年度)も上回っているという。まさに「逆境」と言えるのだが、第二次世界大戦の焼け野原から奇跡的な経済成長を見せたという軌跡がある。それの再現とまでは行かなくても「スマート化」の波をつくる強さを日本は持っている、と言わせるような戦略を立てる必要があるのではないだろうか。

本書と少し話がそれるが、おそらくこれからの時代は「スマート」という言葉なくして語ることができないように思える。最近話題となっている「スマートフォン」然り、新たな電力ネットワークである「スマートグリッド」然り、「スマート」と言う言葉がよく使われる。「スマート(smart)」ととある辞書を引いてみると、

1 ((主に米))賢い, 利口な;〈演説・答弁などが〉才気のある, 機知に富んだ, 効果的な;(取引などで)抜け目のない.
2 〈人・話し方などが〉ずうずうしい, 生意気な, 小しゃくな
3 ((英))(身なりなどが)きちんと整った, さっそうとした;おしゃれな;(社交的に)洗練された, あかぬけした;上流の;流行の
goo辞書より一部抜粋)

とある。おそらく1や3という意味合いで使われる「革命」と言えよう。

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