※東北地方・太平洋沖大地震の影響により、本日も予定を変更しまして、お送り致します。
大震災から今日で2日経ちましたが、まだ余震などが続いております。ニュースを見るたびに「何かしなくては…」という焦燥に駆られるだけではなく、自分の無力さを痛感してしまいます。
しかしネガティブにばかりなってはいられません。微力でありながらも情報提供をしたり、募金や物資を送る、あるいは節電をするなど色々な事はできます。それを少しでもやっていくことも私たちブロガーの役割ではないかと思います。
昨日投稿いたしました情報は以下のリンクにて再掲しておきます。
さらに銀行や確定申告にまつわる事について友人のsugiyuzuさんが記載致しております。
他にも東日本大震災に関して義援金や募金を募っております。いかにリンクを記載しておきます。
「「東北地方太平洋沖地震」への義援金募集について(mixi)」
情報が入り次第随時追記致します。
話は変わりますが、最後に私が最も印象に残る詩を記載しておきます。
大学4年にこの詩を知っていたのですが、出典先はわかりませんでした。調べてみると「てんつくマン」さんからの出典だそうです。
私たちの今を映している、そのような気がした詩です。
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「無力と微力の二人の天使」
その街に二人の天使が舞い降りた
その街に降りてから、天使は十月十日眠り続けた。
目を覚ますと、天使は自分が天使であることを忘れていた。
天使が舞い降りたその街は、ゴミだらけの街だった。
あまりにものゴミの多さや、人の心に
天使は悲しくなった。
一人の天使は自分を無力と呼び始めた。
一人の天使は自分を微力と呼び始めた。
無力の天使の口癖は
「私だけがゴミを拾ってもしょうがない」
微力の天使の口癖は
「私は私が出来ることをやってみるわ」
無力の天使は、ゴミだらけの街を見て絶望を感じて
街から目をそらして、毎日空をながめていた。
微力の天使は、一度は絶望を感じたものの
一日一個、ゴミを拾い始めた。
一年後、無力の天使は空の素晴らしさをいっぱい知った。
朝日の美しさ、夕日の美しさ、虹がかかった時の素晴らしさ。
一年後、微力の天使は微笑んだ。
街から365個のゴミが無くなった。
それから一年、
さらに無力の天使は、空の素晴らしさをいっぱい知った。
空や雲の変化を、面白いなと見つめていた。
その頃、微力の天使は毎日
「ありがとう」って言いながら毎日を過ごしていた。
それは、微力の仲間がいっぱい増えたから。
「一緒に拾うよ、私の力も微力だけど、一緒にゴミを拾うよ」
10人の微力達が一緒に拾った。
一年たったら3650個のゴミが無くなった。
それから、一年、
無力の天使は空の美しさだけでなく、
街の美しさにも気づき始めた。
街がピカピカになっていた。
なんと、街では1000人がゴミを拾っていて、
一年間で365000個のゴミが無くなって
大変の意味が変わっていたのです。
微力の天使は言いました。
「始めはゴミを拾うのは大変でした。」
「でも、今は拾うゴミを見つけるのが大変です。」
この街はある日から、ゴミを拾う人も増えたけど、
ゴミを捨てない人も増えたのです。
あの人が拾っているゴミは私が捨てたゴミ。
私はゴミを拾うことは出来ないけれど、
ゴミを捨てるのをやめよう。
微力の天使は誰も否定をしませんでした。
微力の天使は自分が出来ることをやっただけなのです。
無力の天使の心に変化が生まれました。
無力の天使の心から絶望が消えていったのです。
そして、無力の天使も「ありがとう」を言いました。
ゴミを拾ってくれてありがとう。
お礼に無力の天使は微力の天使に
空の美しさを教えてあげました。
次の日、二人の天使はゴミを拾いました。
正式には、ゴミを探すために歩きました。
しかし、ゴミは見つかりませんでした。
夕方になると、空がピンク色になりました。
素敵な空を見ながら、二人の天使は幸せを感じました。
ぴかぴかの街と、美しい空を見ながら
二人の天使は二つのことを学びました。
自分を無力という天使は言いました。
「あなたが動いてくれたから、
この街は天国になったんだ
天国は動いたら創れるんだね」
自分を微力という天使も言いました。
「私は下ばかり見ていたから空の美しさを知らなかった。
でもあなたが空の美しさを教えてくれたから
気づけたことがあるよ。
それはすでにここは天国だということ」
今はすでに天国
そして、動けばさらに天国が増える。
二人の天使は少しだけ
自分の背中に翼があることに気づけました。
あなたは天使だよ。
あなたこそ天使だよ。
みんな天使だね。
この言葉を読んでいるあなたも天使。
そう、みんな天使。
コメント
蔵前さん、こんにちは
素敵な詩をありがとうございます。
この気持ちが今一番必要だと思います。
今は自分に出来る事をするしかありませんが被災した人たちの気持ちになれば何かひとつぐらいは誰にも出来ると思います。
今こそ日本人の心が試される時だと思います。
>斉藤峰子さん。
こちらこそコメントありがとうございます。
微力なのだけれど「今、私にできること」を常に意識していけば、自分は何ができるのかも見いだしていけます。
そして斉藤さんがおっしゃるように日本人の心が試されている。私もそのような気がします。