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2011年4月

キッド

本書は死体遺棄幇助を題材にした一冊であるが、その「死体遺棄」にまつわる作品だと暗く、かつ陰湿な印象を持ってしまうのだが、本書はそのような印象は無く、むしろハラハラ・ドキドキ・痛快・爆笑と言うように、どちらかというとポジティブな印象をもってしまう。 過激な題材を笑いとスリルで味わえる作品であるだけに、何度も読み返したくなる。わかりやすいと言うよりも、むしろ何度も読みたくなる文章を目指したい人に取って […]

2011年 F1マレーシアGP 魅せてくれた終盤のドラマ! その中でヴェッテルが開幕2連勝を獲得!!

結果は以下の通り。(「F1通信」より) ※ アロンソとハミルトンはオーバーテイク時の接触によるペナルティーにより、それぞれ20秒加算のペナルティーが課されました。アロンソは順位は維持しましたが、ハミルトンはこのペナルティーにより順位を8位に、可夢偉が7位に繰り上がりとなりました。 大クラッシュやセーフティーカーこそはないものの、タイヤ選択や雨、オーバーテイクなど様々なドラマがあるレースでした。 ヴ […]

2011年 F1マレーシアGP ヴェッテルが開幕から2戦連続PP獲得!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(「F1通信」より) ヴェッテルが2戦連続PPを獲得しましたが、フリー走行からずっとトップタイムを張ってきた前戦とは違って、最後の最後という重要なところでトップタイムをたたき出す、という勝負強さを見せつけた予選だったように思えます。 マクラーレンやフェラーリもレッドブルに対抗できるような勢いを持っているので、決勝ではトップ争いが流動的になるかな、という期待もあります。 可夢偉は予 […]

2011年 F1マレーシアGP フリー走行1・2回目結果

F1サーカスは第2戦目、マレーシアにやって参りました。赤道直下で暑い時には40℃を超す猛暑、さらには激しいスコールなどもあり、テクニックばかりではなく、天候や暑さとの戦いもあるコースです。 1戦目ではヴェッテルが圧倒的な強さを見せつけましたが、今回はどうでしょうか…。フリー走行1・2回目の結果を見てみましょう。(「F1通信」より) 1回目 2回目 前戦は脇役に成り下がってしまったウェーバーが1・2 […]

漢詩と人生

著者は大学で中国文学を専攻して以降、「漢詩」とともに人生を歩んでいったと言える。 漢詩の研究はもちろんのこと、NHKにて「漢詩をよむ」「新漢詩紀行」など、漢詩にまつわる番組や著作に携わってきた。まさに「漢詩の第一人者」とはこの人の為にある名である。 本書は古今東西の「漢詩」とともに、人生、老い、家族、くらし、出会いなど人生を映えるような詩を紹介している。 第一章「ままならない人生」 「ままならない […]

郊外の社会学―現代を生きる形

「郊外」というと新たに建てられた家々を想像する。「団地」や「ニュータウン」、「新興住宅地」など高度経済成長とともに、日本経済の象徴の一つとして挙げられる、と同時に「ハコモノ行政の温床」という負の側面も持っている。 本書は高度経済成長の象徴である「郊外」の住宅地の光と闇を見つめながら社会はどのように変わっていったのかについて考察を行っている。 第一章「虚構のような街」 郊外に建てられた住宅はかつてあ […]

ヤンキー最終戦争 本当の敵は日教組だった

確か私が高校生だった頃の話である。「ヤンキー母校に帰る」という一冊がベストセラーとなり社会現象となった。それから同名のドラマが生まれ、ドキュメンタリーにもなった。 「ヤンキー先生」と呼ばれた著者はやがて高校教師を辞し、教育委員会を経て、国会議員となった。 なぜ著者は高校教師を辞めたのか、国会議員となったのか、本書は教育現場の現状を目の当たりにし、怒り震えた要因は何なのか。本書はそのことについて「全 […]

頂きはどこにある?

11年前に「チーズはどこへ消えた?」が出版され、現在でも売れ続け、愛されているベストセラーとなった。本書はその続編にあたる一冊であるが、テーマは「山」と「谷」である。 よく「人生山あり谷あり」と言われるのだが、本書はまさに人生の「谷間」に住む若者がいかにして這い上がっていったのか、そして頂に立つだけではなく、いかに「立ち続けられた」のかと言うことも寓話とともに這い上がれる心を教えてくれる。 読んで […]

あたらしい社員の教科書

震災や超氷河期と呼ばれる時代の中で4月1日、社会人として最初の一歩となる日、すなわち入社式を迎えた。社会人生活をスタートしている方々は希望と不安が入り交じった日となったことだろう。 本書は新しく社会人、会社人生活を迎えるに当たって知っておくべきことについて紹介している。あくまで「基礎の基礎」と呼べる一冊であり、社会人として身につけるべきものがたくさん詰まっている。 第1部「あたらしい社員になるため […]