賢者の書

ある少年が「9人の賢者」に出会うまでの旅を描いた一冊である。その一人一人の賢者には少年にとってなくてはならないものを持っている。
さてそれはいったい何なのだろうか。

「第一の賢者」
司るものは「行動」である。
ビジネス書でも「行動」をする重要性を説いたものが多い。しかしそれによって「行動」を起こす人は少ない。だ「少ない」からでこそ「行動」の重要性がどうであるかがよくわかる。「行動」をする事によって事が良くなったり、悪くなったりするが、その「行動」をしたからでこそフィードバックや次の行動ができる。

「第二の賢者」
司るものは「可能性」である。
行動を起こすにも、多かれ少なかれ「可能性」を信じて動いている。可能性はゼロではない。わずかでも、リスクは大きくても、それがあるからでこそ行動ができるのである。

「第三の賢者」
司るものは「尊敬」である。
人は一人で生きることができない。必ずといってもいいほど周りの影響があって生きることができるのである。
とりわけ「他人への尊敬」は重要であり、目標を達成したり、より多くの支えを手に入れることができる。

「第四の賢者」
司るものは「目標」である。
ビジネスにも人生にも「目的」や「目標」は存在する。回り道はあったとしても必ず達成するような道筋を見つけ、それに向かって歩き出すことが必要である。

「第五の賢者」
司るものは「今」である。
私たちは「過去」にも「未来」にも生きていない、「今」を生きている。今のこの時間を生きている。その上で「今このときにできる事は何なのか」を見つけ行動を起こす事が大切である。

「第六の賢者」
司るものは「投資」である。
よく言われる「自己投資」「他人投資」がそれに当たる。
「投資」という言葉をあたかもアレルギーの如く毛嫌いする人もいるかもしれないが、ここでは自己成長のため、他人成長のために使う「投資」の事を言う。また決してお金だけではなく、時間や心といったものも投資の対象に含まれる。

「第七の賢者」
司るものは「幸福」である。
人は誰しも「幸福」を求めている。しかしその「幸福」の尺度は人それぞれ異なる。人それぞれにあった「幸福」は誰にでも手に入れるわけではない。しかしそれを目指して目標を立て、行動できるからでこそ、その「幸福」に近づくことができる。

「第八の賢者」
司るものは「言葉」である。
言葉の力は凄まじい。人の活力にもなれば、時として人の心を殺すほどの力を持っているのだから。
だからでこそプラスの力に使いたいものである。
行動にせよ、目標にせよ、幸せにせよ形にする事が大切である。その「形」を成すものが「言葉」である。

「第九の賢者」
司るものは「感謝・与える・誕生」である。
言葉や行動をするによって他人から与えられたり、感謝できたりする事ができる。そしてそれが新たなもの(こと)を誕生させる起爆剤となる。

九人の賢者にはそれぞれのものが備わっていた。少年はその賢者から様々なものを教わった。少年は賢者から得たものをどう生かすのかはわからない。もしかしたらその少年のアフターストーリーは私たちの行動によって描かれるのかもしれない。

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