結果は以下の通り。(「F1通信」より)
最後の最後で速さを見せたのがヴェッテルでした。僅差とは言え、ここ1番の勝負強さを光らせた予選だったように思えます。シーズン前半は「速さ」が際立っていたのですが、今回は勝負強さが際だった予選でした。
しかし2番手にハミルトン、3番手にバトンとマクラーレン勢がヴェッテルを取り囲み、さらにその後ろではマッサ、アロンソと取り囲んでいます。グリッドを見ると「ヴェッテル包囲網」の様相を見せています。ウェーバーは蚊帳の外…みたいな形ですがタイムとしては上位5台と大差ないため、スタートダッシュで何台抜けるかが楽しみです。
可夢偉はQ2では振るわず13番手、チームメートのペレスが10番手スタートと言うことを考えると決勝の巻き返しがどれだけできるのかがポイント獲得の鍵となりそうです。
さて、優勝予想といきましょう。
本命:ハミルトン
対抗:ヴェッテル
要注意:バトン、マッサ
フリー走行1・2回目の結果の時にも言いましたが、ハンガロリンクはモナコに近いほど抜きにくいサーキットとして有名です。ただ意外なことにポール・トゥ・ウィンが少ないことも挙げられることから「ポール・トゥ・ウィンの難しいサーキット」とも言えるかもしれません。
そう考えるとハミルトンやバトン、アロンソにも十分チャンスはあるのですが、決勝の天気は「曇 時々 雨」。2006年以来のウェットコンディションとなれば波乱のレースになる事はほぼ間違いないでしょう。
その場合はポール・トゥ・ウィンどころか誰が優勝してもおかしくない、というレースになりそうです。
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