結果は以下の通り。(「F1通信」より)
昨日のPP予想ではウェットコンディションになる事を前提に、「波乱に強いドライバーがPPを獲得する」といったことを言いましたが…、今回はハミルトンやウェーバーなどのタイム争いに勝ったヴェッテルに軍配が上がった形でした。
僅かなミスでも命取りとなるベルギーGPでは予選Q1からミハエル、Q2ではスーティルが大クラッシュを喫するほどの波乱を見せた予選でしたが、最後は速さよりも「強さ」を見せたヴェッテルが制したという形でした。昨年・一昨年は「速さ」ばかりが目立ち、ミスも多かったのですが、今回の予選ではむしろ「強さ」を見いだすことのできた予選でした。もしもこのレースでポール・トゥ・ウィンとなると、今シーズンのヴェッテルは誰も手のつけられることなく、最終戦前にチャンピオン、という形となりそうです。
それを阻止すべくチームメートのウェーバーをはじめ上位勢も奮闘しましたが、アロンソやバトンが遅れを取ってしまった印象を受けます。しかし決勝も波乱の予感。誰が優勝するかもわからないレースとなりそうなのです。そう考えるとチャンスなのかもしれません。
可夢偉は12番手。まずまずの位置ですが、今回は波乱に巻き込まれない。どちらかというといかに堅実な勝負ができるのかに重点を置きたい所です。
さて、優勝予想といきましょう。
本命:ウェーバー
対抗:ハミルトン
要注意:ヴェッテル、セナ
今回は要注意の所で大穴(?)を狙ってみました。今戦からハイドフェルドに代わってレースをする事となったブルーノ・セナです。セナとロータス・ルノーと見ると、85~86年の時代を彷彿とさせるようです。今回は自身初のQ3進出で7番手獲得。雨の状況の中でこの位置を獲得するのは、ある種の才能かもしれません。
ヴェッテルやウェーバー、ハミルトンの争いの中でセナはどのようなレースを見せてくれるのでしょうか。