ギリシャと日本の共通点、それは財政的に逼迫している所にある、という生々しくも、物騒な話はしない。もう少しきれいな共通点では神話により多数の神々が誕生したことでも知られている。ギリシャと言えば「ギリシャ神話」があり、日本にも「古事記」や「日本書紀」で出てくる日本神話がある。
本書の話であるが、ギリシャ神話に出てくる神々がもし現代のロンドンで生活をしたらどうなるのか、を投影した一冊である。
もしもゼウスが現代の生活ではどのようになるのか、ヘラはどのような人物になるのか、アフロディーデやアルテミスはどのような職業に就くのだろうか・・・ギリシャ神話に出てくる神々は有名無名問わず数多くの神々がいるため、列挙するだけでもきりがない。しかしギリシャ神話なのにギリシャ神話ではない生活感とコメディ感がふんだんに盛り込まれているため、ギリシャ神話を知っている人でも、知らない人でも楽しむことのできる一冊と言っても過言ではない。
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