MONTH

2012年1月

最小の努力で概略をつかむ! IFRS(国際会計基準)決算書読解術

著者の望月様より献本御礼。 「IFRS」は平たく言うと「国際財務報告基準」である。市場の「グローバル化」により、各国で定められる「会計基準」がバラバラであるものを統一する基準であり、他国の株式市場に上場する時に使われるためには重要なものとなる。 市場のみならず、企業も「グローバル化」が進んできており、この「IFRS」の需要性は高まってきている。日本ではいつ頃から「強制適用」されるかどうかは今年中に […]

難解な本を読む技術

私は当ブログを通じて草書や論文の本などを取り上げることがある。たいていそれらは読書をあまりしない人、専門外の人にとっては取っつきにくく、一読をするだけでもちんぷんかんぷんになる。 最近は取り上げる頻度が少なくなったものの、そういった本を取り上げる理由は単純に「面白いから」に他ならない。そのような本の中には私の知り得ないものだけではなく、研究手法、さらには着眼点などが独特であり、それが私の知的好奇心 […]

なるほど!よくわかる朝鮮半島の歴史~韓流歴史ドラマがもっと面白くなる!

洋泉社 様より献本御礼。 朝鮮半島は日本や中国大陸などの歴史に左右されてきた。左右されてきた歴史の中には昨今の韓国ドラマ、特に韓国時代劇にて多少の脚色はあるものの、描かれている。 では緒運半島の歴史はどの様であったか、本書はその歴史を韓国時代劇とともに描いている。 PART 1「人気時代劇から学ぶ朝鮮半島の歴史」 ここでは朝鮮半島の歴史、というよりも主要な韓国時代劇紹介を韓国の歴史の時系列順に並べ […]

口コミ繁盛店のつくり方

著者の花谷様より献本御礼。 今やSNSの時代と呼ばれているが、その時代でも「口コミ」の力は衰える気配を見せない。時代が変わっても「口コミ」がいかに普遍的なのか、時代に左右されない価値を持っているのか、あるいはその両方の要因があるのかもしれない。しかも昨年の震災により「絆」が重要視されてきており、「口コミ」の価値はますます高くなりつつある。 そのような時代だからでこそ「口コミ」のノウハウも「口コミ」 […]

福沢諭吉 「官」との闘い

慶応義塾大学の創設者である福沢諭吉は教育者でもあり、思想家として近代日本の基礎を作り上げた人物の一人である。とりわけ「学問のすすめ」や「福翁自伝」は100年経った現在でも名著として広く語り継がれている。 その一方で福沢諭吉は「文民」として「官」との闘いを繰り広げた人物でもある。本書は福沢諭吉の生い立ちとともに、「官」との闘いの顛末について綴っている。 第一章「政治思想」 ここでは福沢の生い立ちから […]

1日5分で夢が叶う 日記の魔法

皆さんは現在日記をつけているのだろうか。 私は昨年の3月から日記を付け始めた。特別な日記帳を買ったわけではなく、手帳で「この日やったこと」「できなかったこととその原因」「これからやること」を中心に5行書くことにしている。その5行も仕事・プライベートと半分にして書き、休日はプライベートのことを5行書く形としている。書き始めて1年になろうとしているが、これといった成長は気づかないが「次は何をしたいか」 […]

後継者 金正恩

1994年の金日成死去から約17年間独裁者として君臨した金正日が昨年の12月に帰らぬ人となった。後継者は2009年に金正恩と決まっており、実質的に金正恩を中心とする後継体制が固まっているのだという。 後継者としての修行期間もわずか3年しかなく、ましてやまだ20代後半である金正恩が最高指導者としての力が発揮されるのには時間がかかる。こう言った状況の中での北朝鮮内にある権力闘争がどのようになるのか、あ […]

著作権2.0 ウェブ時代の文化発展をめざして

このごろ「著作権」に大きな関心が寄せられている。その大きな要因の一つとして「Web2.0」の誕生と隆盛が挙げられている。急速な技術革新により、著作権保護などの方の整備が追いついていない現象が起こっている。 それどころか技術革新と著作権保護そのものが対立関係にあるように見えており、「タマゴが先か、ニワトリが先か」という不毛な議論になることも少なくない。 本書は「Web2.0」と著作権の現状、そしてこ […]

「いい人に見られたい」症候群―代償的自己を生きる

人はよほどの事ではない限り、「好印象」に見られたいという願望があるという。私もその一人であるが、それがどれだけ心の重荷となってしまうのか、自覚してか、していないでかはわからないが、「本当の自分」が見えなくなってしまっているという。 本書は「いい人にみられたい」という感情の傾向と「本当の自分」との乖離、そして「自分らしく」生きることの重要性について説いている。 第一章「「本当の自分」を生きられない」 […]

リアルタイムウェブ―「なう」の時代

「リアルタイムウェブ」は簡単に言えばTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアによる常に最新の情報が流れるウェブのことを言っており、現在のウェブにおいてもっともホットなものと言える。 本書は今をときめく「リアルタイムウェブ」がウェブに、そして社会にどのような影響を及ぼし、時代を創っていくのかを分析している。 第1章「「グーグルの10年」の終わり」 ウェブをはじめコンピューターの「波」 […]