2012年 F1中国GP ロズベルグが初PP獲得!!可夢偉も自己ベストの4番手!! そして優勝予想

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round3_qualifying

メルセデスエンジン勢の勢いが止まりませんが、前戦・前々戦はマクラーレン勢が強さを見せましたが、今回はメルセデスGP勢が勢いを見せた予選だったように思います。予選ではロズベルグが初のPPをたたきだし、ミハエルも3番手の1-3となりました。ちなみに2番手のハミルトンはギアボックス交換により5グリッドペナルティが課されるため7番グリッドからのスタートとなるため、実質フロントロー独占と言っても過言ではありません。

前戦ではチームメートのペレスが2位フィニッシュを果たしたことから、今回は可夢偉も予選では奮闘し、自己最高の4番手、さらに前述のハミルトンのペナルティによりセカンドローとなる3番グリッドからのスタートとなります。これは歴代でも2004年ヨーロッパGPの佐藤琢磨(当時:BARホンダ)のフロントローに次いで上位ポジションからのスタートとなります。

ただ・・・前述の琢磨もそうですし、17年前に片山右京がこちらもドイツGPにて途中2位にまでジャンプアップしたときいずれもリタイアしていることから、予選順位のとおりのポディウムは難しいと考えられます。その可夢偉は前述のように日本人の抱えているジンクスを断ち切ることができるのでしょうか。

さて、優勝予想と行きましょう。

本命:バトン

対抗:ロズベルグ

要注意:ライコネン、可夢偉、ハミルトン

いつもなら要注意は2人にするのですが、今回は3人にしました。というのは、メルセデスをはじめ7番グリッドのハミルトンにも1コーナーやタイヤ戦略次第で優勝する可能性がある、と読んだからです。

1コーナーもさることながら、決勝では思った以上に路面温度が上がらないため、ドライコンディションの中でソフト・ハードの選択、そしてそれらをどこの周回で交換するのかが勝負所となりそうです。ドライバーの走りだけではなく、指揮官の戦略、さらにはピットイン/アウトのスピードと位置関係によってラップリーダーが大きく変わるようなレースとなるでしょう。

リタイアは多くはならないものの、「スピードだけでは勝てない」と言われるような「総合力勝負」となる様なレースになるので、F1の奥深さが見れるのかもしれません。