あさ出版 吉田様より献本御礼。
みなさんは上司と部下のコミュニケーションをとる機会は多いだろうか。私の場合は職業上客先にいくことが多いため、上司とのコミュニケーションをとる機会が限られてしまっている。だからでこそ限られたコミュニケーションの価値を高める必要がある。
そのコミュニケーションをギャップを解消すべく著者が独立したときに始めたのが「60分の朝会」である。その朝会の中身と効用について本書にて紹介している。
第1章「60分の朝会を始めよう」
「朝会」というとその日の予定や進捗状況を確認する、というイメージを持ってしまう。基本的に強制参加であり、それがないと状況を確認することができないためである。
そういったことから「やらなければならないこと」のイメージが強いのだが、本書で紹介している「朝会」は任意参加であり、何よりも仕事も去ることながらプライベートなことまでざっくばらんに話す形である。しかしそれも「目的」や「目標」を持つことも大事である。
第2章「コミュニケーションの質を変える朝60分」
ざっくばらんであるが「目的」や「目標」を持つことによって、長いと言える「60分」を濃密な時間にする事ができる。任意参加であるが、朝会を楽しくすることによって部下が自ら参加できる雰囲気を作ることが大切である。そのことによって上司・部下の縦関係だけではなく、部下同士の横関係も広げることができる。しかし仕事が第一なので、事情により朝会に参加できなくなることもある。そのフォローについても本章で網羅している。
第3章「部下とのコミュニケーション術」
上司が部下とのコミュニケーションを取るためにも細心の注意を払う必要がある。「上司」と「部下」の壁は思った以上に厚く、それを取り払うかどうかによって信頼関係が大きく左右される。そのコミュニケーションの中にも「報・連・相」があるのだが、上司の立場からどう対処するかも信頼関係を築かせる重要な要素である。
第4章「上司の仕事とは何か考えよう」
そもそも「上司」とは何か。「上司」としての仕事とは、そして定義とは何か。部下の管理もその一つである。そのために「やるべきこと(当たり前のこと)」、任せ方などを伝授している。
上司と部下との信頼関係は大切である、それは上下関係のある会社があれば立場が違うとはいえ、どこにでもあると言っても過言ではない。だからでこそ、その距離をできるだけ縮める、距離が縮まることによって良くも悪くも情報が入ってきて、適切な対処を打つことができる。本書は自らの体験談をもとに上司と部下の距離の縮め方としての「朝会」という方法を紹介している。
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