「いつまでもクヨクヨしたくない」とき読む本

あさ出版 吉田様より献本御礼。
みなさんはどのようなときに「クヨクヨ」するのだろうか。仕事に失敗したときか、信頼している人に罵倒されたときか、大失恋をしたときか・・・。人それぞれであるが、だれしも「クヨクヨ」するとネガティブな感情に苛まれてしまう。その度合いによって「うつ」に悩まされることもあれば、最悪の場合、自殺に追い込まれることさえある。

しかしその「クヨクヨ」こそ成長の中でもっとも重要なことの一つである。その「クヨクヨ」から脱する方法ではなく、むしろその「クヨクヨ」とのつきあい方を本書では紹介している。

第1章「人生の意味に、気づこう。」
いろいろなことに「意味」はあり、Googleで調べればでてくることも多いが、自らの人生はGoogleで調べることができない。むしろ自分自身のGoogleを探し、積み重ねていくことによってその意味に気づく。

第2章「しんどいことを、楽しめる。」
誰もがいやがる「しんどい」こと、その「しんどい」ことを続ける先には形は違えど、「達成感」が出てくる。仕事に限らずとも「フルマラソン」や「登山」では分かりやすく、達成することの喜びは何者にも代え難い。

第3章「前向きな努力を、しよう。」
人は誰しも「夢」を持つ、それは多かれ少なかれその「夢」に向かって努力を進める。しかしその努力は続ければ続けるほど過酷なものになり、時として投げ出してしまう。めんどくさいことにもなってしまう。しかし「めんどくさい」だからでこそ、前に進むことの大切さがわかってくる。

第4章「ほめられないことを、しよう。」
好きなこと、さらに誰にもみられないことは「ほめられない」。ましてや投げ出しても誰も文句を言うことはない。ましてや「続けて何の意味があるの?」といわれてしまうことさえある。しかしその「ほめられる」「感謝される」欲望を捨てることによって続ける原動力になる。

第5章「好きなことを、徹底的にする。」
好きなこと、それだけではなく、やることを「徹底的」にやることによって他人からの印象も変わることもあれば、自分が見ている世界も大きく変わる。

「クヨクヨ」しないためにはどうすればよいのか、ではなく、むしろその「クヨクヨ」「しんどい」「めんどくさい」という負の感情をいかにつきあい、そして一生懸命にやることの重要性を見いだすことができるのかを教えてくれる一冊といえる。