DAY

2012年8月16日

シリーズ「1968年を知らない人の『1968』」~第五日「高校闘争と新宿事件」

(4日目に戻る) 「学生闘争」は「大学」ばかりにスポットを当てているが、大学へ進む前段階に当たる「高校」でも同様の「闘争」が行われていた。しかしニュースではあまり報じられておらず、本書と出会うまでは私でさえも知らなかった。 この5日目では「高校闘争」と「新宿事件」についてを述べる。 <高校闘争> 大学が授業料値上げや待遇改善が大きな理由に挙げられ、それが各「セクト」に分かれ、そして「全共闘」として […]

角界モラル考―戦前の大相撲は「おおらか」だった

近年は「モラル」や「八百長」などで騒がれている角界であり、かつ横綱白鵬が一強時代を築いたが、それが崩れ始めいよいよ戦国時代と呼ばれるようになり、だんだん面白くなってきたとも言える。 そもそも角界は「神聖」なものなのかと思ってしまうが、本書を読むと「高潔」かつ「神聖」な存在の相撲のイメージが崩れる。しかしなぜ「神聖」で「高潔」なものになっていったのかがよくわかる。 戦前、戦後間もない時、そして現在の […]