朝日新聞出版 より献本御礼。
皆さんは「プレゼンテーション」についてどのようなイメージを持たれるのだろうか。多くは「Power Point(通称:パワポ)」などのプレゼンソフトを使って説明するもの、という認識を持たれるのだろう。
しかしそれだけがプレゼンではないし、ツールが「パワポ」だけとは限らない。
本書は右脳で、または左脳で共感させるプレゼンとは何か、そしてそうさせるためのテクニックとは何かを伝授している。
STEP1「右脳プレゼンと左脳プレゼン」
「右脳プレゼン」と「左脳プレゼン」の違いとはいったいどこにあるのだろうか。
「右脳プレゼン」・・・写真やキーワードを用いて短時間で共感させるプレゼン
「左脳プレゼン」・・・文章など長時間かけてじっくりと理解できるようにさせるプレゼン
このような違いがあるが、TPOやプレゼン内容によって使い分ける必要がある。
STEP2「6つのテクニック」
「右脳」「左脳」を共感させる上で、どの比率によって使うものが異なる。プレゼンツールとして使用するテクニックとして「写真」「キーワード」「引用句/質問」「図」「グラフ」「文章」それぞれのテクニックについて紹介しているが、個々の紹介をしながらも「例示」は絵や写真などを複合しながらどのように見せるかも表している。それだけではなく、せっかく覚えたテクニックを実践できるよう「練習問題」も取り上げている。
STEP3「全体構成」
個々のテクニックを身につけたらば、今度はそのテクニックの応用して全体構成をつくる方法について紹介している。
STEP4「ケーススタディ」
最後は「ケーススタディ」と題しての演習問題をふんだんに取り上げている。
プレゼンというと「パワポ」を使って「文章 時々 図・表」というようなものを連想する人が多く、わたしもそのようなプレゼンを聞いたりやったりした。しかしそれだけがプレゼンではない。「右脳」にも「左脳」にも共感させる格好のテクニックがここに詰まっている、といえる一冊である。
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