朝時間の重要性は様々なビジネス書で説かれている。しかしその「朝」に弱い人も少なからずいる。その「朝に弱い人」でも、1分間意識して心がけることによって、人生そのものを変えることができるという。
本書は様々なところで「1分」のテクニックについて「TPO」に合わせて紹介している。
第1章「ベッドの中で1分」
そろそろ起きようかというタイミング、そのタイミングのなか、ベッドの中で瞑想をする、メールチェック、アイデアをメモするなど普段の心がけをちょっと変えることによってスタートが変わるという。
第2章「朝食で1分」
ベッドの中で出てきたアイデアをまとめたり、先祖への感謝、そしてアウトプットなど短い時間の中で頭のエンジンを起動させるテクニックについて紹介している。
第3章「朝シャワーで1分」
私はあまり「朝シャワー」を浴びないため、あまり印象を持っていないのだが、朝熱いシャワーを浴びると、一気に目が覚める。
寝ぼけ眼からシャワーで目覚め、そしてスタイリングをする事によって相手が受ける印象も変わってくる。
第4章「通勤電車で1分」
首都圏・関西圏にお住まいの多くは「通勤電車」に対しよい印象を持たれないだろう。私もその一人である。
その電車の中で私は、書表するための本を読む時間にあてる。
しかし本を読んだり、景色を見たりだけではもったいない。電車の中にはネットでは拾えない情報の宝庫と呼ばれている。広告も去ることながらいろいろな人間を見ることができる。話のネタにもビジネスのネタにもなる。
第5章「始業時間前に1分」
いよいよ会社に到着して始業するときのスタートダッシュとして片づけたり、振り分けたり、宣言をしたりすることの重要性を紹介している。
第6章「「1分」でチャンスをつかむ思考法7」
ビジネスの中で「選ぶ」「考える」「捻出する」ということは日常茶飯事としてある。本章ではそれらの方法について伝授している。
第7章「「1分」をよりハッピーにできるマインド7」
自分の中にある感情、とりわけ負の感情を取り去り、幸運を呼び寄せるような感情を手にすることができるそれを「1分」でできる方法を本章にて伝授をしている。
たった「1分」の心がけや行動によって意識が変わり、意識が変わると習慣が変わり、習慣が変わると後の人生を変えることができる。本書は著者自らの体験によって変わることができたことを伝授した一冊である。
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