つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方

最近ではインターネットのSNSなどを利用してバーチャルでの「つながり」を重ね、そしてもとめる傾向にある。私もTwitterやFacebookをはじめ、最近ではLinkdinを使い始めた。ビジネスもさることながらプライベートでも「つながり」を求めてしまう。

しかしその「つながり」に依存しすぎる傾向にあることもいえる。あくまで「SNS」をはじめとした「インターネット」は「ツール」であるはずだが、それがすべてになってしまっている。

本書はそれを自覚するべく「つながらない」生活へのススメを著者自らの体験をもとに示している。

Ⅰ.「つながりに満ちた暮らしのミステリー」
何かと「忙しい」という時代である。しかし本当の意味で「忙しい」のだろうか。SNSなどにかまけてしまい「心を亡くしている」から「忙しい」と言っているだけではないのか。
その「忙しい」が空虚なものだったのかを知る「ショック療法」の一つある。挙げられるとすれば携帯電話の電源を1日中切る。もしくは出勤や出かけるときに携帯電話を「わざと」忘れることも一つの手段である。

Ⅱ.「「適度につながらない」ための知恵」
距離が遠すぎるとよそよそしくなる、しかしあまりにも近すぎると、距離の自由が利かなくなる。哲学者のプラトンが説くように「ほどよい距離」を求めること、そして自分の内面に向き合うなどを行うために、携帯電話のみならず、パソコンや電子ガジェットから離れることを本章では推奨している。

Ⅲ.「落ち着いた生活を取り戻す」
とはいえいきなり「断つ」ことを決めて実行しても、よほどの覚悟がない限り三日坊主に終わってしまう。それを「無理なく」実行し、続けるためにはどうしたらよいのか、ここでは自らの体験談をもとに方法を示している。

「つながらない」ための一里塚といえる手段の一つには「IT断食」が挙げられる。そう考えると日経新書の「IT断食」の本を連想させてしまうが、これはあくまで「仕事」において大切なことを知り、集中するための「断食」であるが、本書は人生の息苦しさから脱出する、安心した人生をおくるなど「人生」や「生活」における「IT断食」を示している。

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