2012年 F1イタリアGP フリー走行1・2回目結果 そしてPP予想

F1サーカスの裏側ではロンドン・パラリンピックが行われていますが、その中でも特筆だったのが元F1ドライバーで両足切断になる恐ろしい事故を経験したアレックス・ザナルティがハンドサイクルで金メダルを獲得したというニュースがありました。両足切断に遭ってもモータースポーツの精神は消えず、そこから離れていても新たなスポーツに挑むチャレンジ精神はモータースポーツに限らず、多くのスポーツマンたちの火を灯すと言えるでしょう。

さて、2012年のF1サーカスもいよいよ大詰めを迎えるヨーロッパ・ラウンド最終戦。舞台はティフォシ(フェラーリファンの総称)の聖地と言われているイタリア・モンツァサーキットです。高速サーキットの中の高速サーキットと呼ばれています。

速さだけではなく、フェラーリにとってはティフォシが追い風に、逆にフェラーリ以外のチームは向かい風の様な雰囲気の中で挑むレースですから、フェラーリがよく勝つかと思いきや、最近ではそれ以外のドライバーが勝利しているため、一概にフェラーリが勝ちやすいとは言えないグランプリとも言えます。

さて、フリー走行1・2回目の結果を見てみましょう。(「F1通信」より)

1回目

Round13_free1

2回目

Round13_free2

1回目はミハエル、2回目はハミルトンがトップタイムをマークしましたが、地元フェラーリ勢も上位につけており、油断のできない様なフリー走行のように思えました。

可夢偉はトラブルもあってか中位どまり。この状況では予選も難しいかもしれません。

では、PP予想と行きましょう。

本命:ハミルトン

対抗:アロンソ

要注意:ミハエル、ヴェッテル

ここ一発の速さではヴェッテルやライコネンと言った所かもしれませんが、フリー走行の結果を見る限りではハミルトンがPPを獲得し、フェラーリ勢がフロントロー、もしくはセカンドローあたりにいると言うようなポジションになりそうです。