進展のない事件について最新の情報を手に入れようと正義感に燃える記者が話題収集のためにフランスに渡ったときから物語は始まる。
その物語はフランスに行く前まで追っていた事件との館錬成があり、「ナポレオン」や「摂政」などを手がかりに日仏双方から紡ぎ出される「ミステリー」に巻き込まれる。そしてフランスで知り合ったある鑑定医とともに歴史、証拠などを材料に真実を読みとっていく。
日仏の両国は言語や文学など異なっているのは当然であるが、大きく異なる両国が「事件」によって繋がっている不思議さがスリリングなおもしろさを醸している所が印象的であった(もちろん架空のものであるが)。
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