2012年 F1アブダビGP ウェーバーやハミルトンがリタイアする大波乱の中、ライコネンが復帰後初優勝!!

結果は以下の通り。(「F1通信」より)

Round18_final

予想ではハミルトンが終始トップを守るレースと予想していたのですが、20周目でギアボックストラブルでスローダウン、そのままリタイアを喫しました。2番手のライコネンがそのままトップとなり、アロンソの猛追を押さえながら随所で速さを見せ、見事2009年のベルギーGP以来の優勝、さらにロータス・ルノーとしても前身のルノーとして2008年のシンガポール以来4年ぶりの快挙となりました。

2位にはアロンソ、スタートダッシュで4番手につけ、そこから着実に順位を上げてのフィニッシュでした。惜しくもライコネンを抜くことはできませんでしたが、チャンピオンシップ争いに対する執念が強かった印象を受けました。

それ以上に執念があったのは、ピットスタートだったヴェッテルでした。おそらく今回のレースではヴェッテルの速さと執念が際立たせたと言っても過言ではありません。速さに定評のあるレッドブルであり、ヴェッテルなのですが、クラッシュによるフロントウィング損傷で再び順位を落としながらも、ファステストをたたき出しながらオーバーテイクを見せ、3位表彰台獲得となりました。アロンソとのポイント争いも3ポイント縮める程度に抑えるところは、ディフェンディング・チャンピオンとしての強さを見せた、と言うようなレースだったように思えます。

1位~4位まではチャンピオン経験者のことだけあって、オーバーテイクもしかり、1週あたりの猛追しかり、と中々面白いレースだったと思います。

可夢偉もマシンに不安を抱えながらでしたが、これまで悪かったスタートダッシュが見事に光り、8番手にまで上がり、そのまま6位まで順位を上げてのフィニッシュでした。

「トワイライトレース」というのもあったのですが、カーティケヤンとロズベルグのクラッシュ、さらにはウェーバー・グロージャン・ペレスの多重クラッシュもあり2度セーフティーカーが出動するなど波乱の印象が強かったレースでした。

次戦は2週間後、初開催のアメリカ・オースティン!!

コメント

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  2. F1アブダビGP、大荒れの決勝はライコネン初優勝!

    F1シリーズで唯一となる夕暮れスタートの中東のレース、抜き所が少なく予選とスタートが重要といわれているレースである。その予選でベッテル・レッドブル勢は致命的なミスを犯してしまい予選3番手のポジションからテールエンドまでの降格処分を受けてしまった。
    これはアロンソにとってはポイントを詰めるチャンスであるし、ベッテルの僚友・ウェーバーにしてみてもフロントローからのスタートとなるので、掩護というわけでなく自身のチャンピオン獲得に対して全力をかけるであろうことは予想された。
    また小林可夢偉にとっての悪夢…

  3. E's Monologue. より:

    ライコネンF1復帰初優勝(2012第18戦アブダビGP)

    2度のセーフティカーが入る荒れたレース、これを制したのはロータスのK.ライコネンで、F1復帰後初優勝となりました。レースは、ポールポジションだったマクラーレンのL.ハミルトンがマシントラブルで早々にリタイヤ、その後トップに立ったライコネンが最後にフェラーリのF.アロンソの猛追をかわして久々に表彰台の頂点に立ちました。3位には、ペナルティでピットスタートとなったレッドブルのS.ベッテルが入り、ダメージを最小限に抑えました。
    美しいトワイライトレースだったアブダビでしたが、クラッシュが多くかなり荒れた…

  4. 2012F1GP Rd.18 阿布扎比 “銀狼神降臨熱砂激震編”

    2012F1GP Rd.18 阿布扎比 “銀狼神降臨熱砂激震編” 2012.11

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