あなたの夢実現を加速させる「人脈塾」

「人脈」とはいったいどのような存在なのだろうか。方やビジネスで営業対象としている人を指すのだろうか、方や交流会やイベントで名刺交換をし、仲良くなった方々のことを指すのだろうか。答えは第一章にあるのだが、前述のものはいずれもつながった「きっかけ」に過ぎない。むしろ本当の意味で「人脈」になるのはその先である。

本書は「人脈」の作りかた、というよりも「人脈のありかた」、そして「人脈」で人生を豊かにする方法について伝授している。

第一章「人脈とは何か」
断っておくが、本書は「人脈をつくる」本ではない。むしろ「人脈」そのものを考え、それを広げ、人生を「豊かに」することが本書における「人脈」の定義にする。
その「人脈」を築くために「与える」「応援する」「常連になる」などの「行動」を起こすことで化学反応を起こすことができるという。

第二章「会いたい人とどうつながるか」
「人脈構築」を「名刺交換の数」と思いこんでいる人が多い。もちろん私の周りにもそのような人がいる。
そうでなく、むしろ「人脈」づくりは自分自身を形成するために会を主催する、そして「嫌われる」「メンテナンスする」など人脈そのものを洗い直すこともまた、人脈づくりとして重要なことである。

第三章「人生を豊かにする時間とお金の使い方」
「人脈」なのに「お金」を訝しがる人もいるのだが、「人脈」こそ「お金」や「時間」を投資する価値がある。感動をする、おもしろいといった人を応援する、あるいは違う相手の人に紹介する、といったこともまた「人脈」を広げ、深めることにとって大切なことである。

第四章「一流の人間は何を考えているのか?」
「一流」とは何か、そしてその「一流」は人脈形成の為に何を考え、行動をしているのだろうか。本書では著者自身が会った「一流」をもとに考え方、人付き合い、交渉などを伝授している。

第五章「ソーシャルメディア時代の人脈術」
最近ではソーシャルメディアが台頭してきている。台頭してきているからでこそ「人脈」をつくる、深めるためには欠かせないツールである。中でもFacebookを代表として取り上げながらソーシャルメディアを使ったテクニックを伝授している。

「人脈」は人を豊かにさせる。私も著者ほどではないが、そのようなことを思う節がある。それをビジネスでもプライベートでも豊かにし、そして人生を豊かにさせる人脈の作り方が、著者の体験とともに表しているのが本書である。