結果は以下の通り。(「F1通信」より)
ブラジルGPで雨が降ったのは2008年以来4年ぶりのことでした。そのGPは大雨のなか、ハミルトンとマッサとのタイトル争いで、ファイナルラップの最終コーナーまでチャンピオンがわからない状態でした。それだけ手に汗握るようなレースであり、その後の虚脱感は今でも昨日のように覚えています。
前振りが長くなってしまいましたが、今回のレースもそれに近い感覚でした。チャンピオンを獲得したヴェッテルでさえセナやペレスの接触によりスタートからいきなり最後尾に沈むもあきらめず、最終的に5位入賞でした。
アロンソも諦めず優勝を狙っていったのですが、波乱のレースに強いバトンをオーバーテイクすることができず、2位表彰台。3ポイント差まで追いついたのですが、ヴェッテルを逆転することができず。
ヴェッテルはファン・マヌエル・ファンジオ、ミハエル・シューマッハ以来3人目、さらに史上最年少となるドライバーズタイトル3連覇を達成しました。さらに言うと初タイトルからの3連覇は史上初の快挙でした。
可夢偉はザウバーでのラストレースとなりましたが、9位入賞のみならず、ヴェッテルやアロンソとのバトルは中々見応えがあったと思います。来季のシートはまだ見つかっていませんが、必ずF1のシートに残ることを祈るばかりです。
混戦状態が続き、本当の意味で「長かった」2012年シーズンも終わりを迎えました。今年から地上波の放送がなくなってしまったのですが、それが悔いを残させてしまうほど見応えのあったシーズンだったと言えます。
2013年シーズンも3ヵ月後と迫ってきているのですが、それまではストーブリーグが続くと思います。それに関連するニュースについては気が向いたら掲載しようと考えております。また、今シーズンのプレイバックは年末に行います。