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2013年3月

本屋さんで本当にあった心温まる物語

私は子供の頃から本が好きだった。小さい頃から何度も書店に通うことが多かった。 その時私がよく通っていた書店は旭川市の三条買物公園通り沿いにある「富貴堂書店本店」と、今は複合商業施設となった「マルカツ」の「富貴堂MEGA」だった。小学校の時にはマンガや雑誌を買いに、中学・高校と参考書を買いに通うことが多かったのだが、それとともに色々な本に出逢い、買ったことも今も覚えている。自分自身心温まるようなエピ […]

新宿で85年、本を売るということ

新宿駅東口から少し歩いたところに「紀伊国屋書店」の新宿本店がある。そこには本屋だけではなく「紀伊国屋ホール」といった演劇人の登竜門も存在する。 その紀伊国屋書店新宿本店は昨年、創業85周年を迎えた。その85年前、昭和が始まったときにある炭屋の息子によってはじめた。その炭屋の息子こそ「田辺茂一」である。本書は紀伊国屋書店新宿本店の歴史を本屋の歴史、紀伊国屋書店のチェーンそのものの歴史も含めて綴ってい […]

毒になるテクノロジー iDisorder

テクノロジーの進化は止まるところを知らない。昨年陽の目を見なかった技術でさえも、一大ブームにさえなることもある。 私たちはその「技術」進化の恩恵を受けており、それをうまく利用しようとしている。 利用しようとしているのだが、それは時として「毒」に成ることも忘れてはならない。より便利になることは、その反面思いも寄らぬ「毒」が潜んでいるのだから。 本書はその「毒」の側面についてを解き明かしている。 第1 […]

マンガはなぜ規制されるのか – 「有害」をめぐる半世紀の攻防

日本のポップ・カルチャーの代表格としてマンガやアニメ作品が挙げられる。数十年にわたって日本のみならず、海外でもブームが起こっており、日本文化の一つとしても挙げられている。 しかし、その中でもマンガは東京都の「青少年条例」や国の「児童ポルノ法」の槍玉に挙げられ、前者はすでにマンガのキャラクターなど「非実在青少年」も対象に挙げられている。 本書はその「規制」について問いを投げている。 第一章「ドキュメ […]

音楽とは何か-ミューズの扉を開く七つの鍵-

「音楽とは「音」を「楽」しむためにある」 これは私が高校時代、吹奏楽部の先生に教わった言葉である。音楽の世界を去ってからもその言葉は今も信じている。 私は中学・高校と吹奏楽を、大学ではオーケストラの部活やサークルに入り、音楽漬けの毎日だった。もっと言うと小学5年生からの器楽隊も含めると、実に12年もの間、傍らにはいつも「音楽」が会ったように思える。 その「音楽」とはいったい何なのか。今ではクラシッ […]

同性愛と異性愛

「愛」の形は人それぞれであるが、その「愛」の形によって世間的に受け入れられたり、痛烈な拒否反応を示すようなケースもある。とりわけ後者の風潮を強く表しているのが、「レズビアン」や「ゲイ」といった「同性愛」が挙げられる。 日本では同性婚が民法上禁じられているが、同性愛を主張する人もいれば、それを売りにしている業者も存在するのは事実としてある。 本書は「愛」の形によって嫌悪感を持ったり、差別を被ったりす […]

帝国ホテルで学んだ無限リピート接客術~一瞬の出会いを永遠に変える魔法の7カ条

「帝国ホテル」 私も時々ではあるが、通ったことがある。とはいっても宿泊ではない。勉強会のためにロビーにある喫茶店に通ったという程度である。しかしその喫茶店のサービスもかなり良かった印象は記憶に新しい。 西洋の「ホテル」と、日本独特にはぐくまれた「おもてなし」の文化、それが相乗効果の如く重なりあったものが帝国ホテルのサービスとしてつながっているのではないか、とさえ思ってしまう。 本書はその「帝国ホテ […]

〈恥ずかしさ〉のゆくえ

日本には「恥じらい」の文化がある。その一方で開けっぴろげな絵や作品も少なくなく、「恥じらい」を持っていたり、持っていなかったりと曖昧である。その「曖昧さ」が日本語にもあるように、日本文化を象徴であるとともに、曖昧であることへの魅力も存在する。 本書はその中でも「恥じらい」「恥ずかしさ」がいかにしてできたのか、そしてその「恥」はいったいどこに向かっているのかに対して考察を行っている。 第一章「< […]