キラリと輝く気くばり ─光る人財になる極意─

「人生は毎日がオーディションである」
社会人になると、この言葉は知らずとも様々な場でその言葉を痛感させられてしまう。その「オーディション」で他人に認められるためには「気くばり」を磨くことにある。
では、「気くばり」はどのように磨くのか、本書は初対面からメールに至るまでのケースを「松・竹・梅」に分けて紹介している。

Chapter1「初対面の方との人間関係を最高によくする気くばり」
新入社員もそうであるが、この時期はプロジェクトが始まる所も出てくる。また商談のために初めて訪れることもあることだろう。その際にお会いする方々は初対面の人である。その初対面の印象を良くするために話の広げ方、名刺交換、観察力など様々なケースを本章で取り上げている。

Chapter2「取引先、お客様からあてにされる人の気くばり」
商談や営業、あるいは打ち合わせのためにお客様や取引先に行き、話をする人もいるが、その際、話し方や仕草一つで信頼感が高まることもあれば、不信感を抱き、取引などが成り立たなく事さえある。
本賞では「信頼感を高める」「あてにされる」人のために気くばりについて紹介している。

Chapter3「職場での気くばり習慣が、仕事をやりやすくし、ステップアップにつながる」
独りで仕事をする人でも、プロジェクトとして複数人仕事をする事が多いことだろう。大概はチームで行う仕事であるが、その中で電話や口頭、あるいはメールなどで他の人とのやりとりを行うこともある。それらの職場コミュニケーションを円滑にするためにも「気くばり」を行う習慣が必要である。
本章では挨拶から電話応対、雑用、確認、依頼、反省など細々とした気くばりを取り上げている。いっぺんに実践するよりも、普段の仕事の中で毎日一つずつ取り入れていくことによって相手からの印象も少しずつ変わってくる。

Chapter4「宴席やイベントごとで活躍する人の気くばり」
宴席やイベントは新しいシーズンを迎えた時期なので「旬」な所と言える。その宴席やイベントで活躍し、普段の仕事で良い印象をもたらすことも少なくない。
そういったときも「気くばり」は武器になる。会食から飲み会、さらにはホームパーティでの「気くばり」の方法を本章にて紹介している。

Chapter5「ネガティブな場面でこそ、気くばりが大切」
仕事によって間違えたり、失敗したりする事はある。自分自身も失敗や間違えにより、周りのみならずプロジェクトやお客様まで迷惑をかけてひどく落ち込んだ事もある。
ネガティブな状況や感情に陥ることは、長い社会人生活の中で幾度も起こる。ネガティブな感情や状況をズルズルと引きずっては仕事はやっていけないだけではなく、居心地の悪いような状況に陥ることになる。
そうならないためにリカバリが必要になってくるのだが、そのリカバリにも「気くばり」が重要な要素となる。本章ではそのような状況の中での「気くばり」法を取り上げられている。

Chapter6「メールやはがきのやりとりで発揮する気くばり」
メールやはがきなどの通信などの手段で「気くばり」をすることにも効果がある。
メールの送り方、返信法、はがきにしても年賀状や各見舞いなどの送る時期と送り方について取り上げられている。

第一印象を始め印象は常に変化する。その印象は様々な「気くばり」をすることで良い印象を空いてから受けることができる。毎日がオーディションであるとするならば、そこで認められるチャンスは毎日のようにある。そのチャンスを享受するためには細かい「気くばり」をする事が大切である。