先進国を中心とした「グローバル化」の波は止まらない。それは日本とて例外ではない。その時代の中で企業によっては「英語公用語化」も進んでおり、英語教育にも力を入れている教育機関や企業も少なくない。
そのような時代の中で「文章」はどうあるべきか。本書では「論理」を中心とした文章のノウハウについて伝授している。
第1章「序章」
元々日本語は叙情的な表現や曖昧な表現を好む傾向にあった。その要因として多岐にわたる表現が「Yes」「No」とは別の曖昧な答えを数多く生み出すことができた。
しかし、「グローバル」と呼ばれる時代にはそのような文章は必要ない。英語には白黒つけるような答えと明快な論理を駆使する必要がある。
日本語のような多岐にわたる表現でも英語のような表現にするべきと著者は主張している。
第2章「パラグラフは論理の単位だ」
「パラグラフ」は日本誤訳すると「段落」と呼ばれる。
その段落一つ一つによってどのようなことを伝えたいのか、変わってくる。もっというとそれぞれの「パラグラフ」が関連付かせることによって文章として、明確に伝えることができる。
第3章「論理的文章を組み立てるノウハウを身につけよう」
論理的な文章を組み立てる為にはどうしたらよいのか、本章ではそのノウハウを伝授しているが、第2章までの概要を理科いているところが前提と言える。
第4章「読み手に通じるのはどんなセンテンス?」
「読み手側」にとって分かりやすいもの、分かりづらいものはどのようなものがあるのだろうか。
本章では「重複」を挙げている。
そもそも英語と日本語は本質が異なる。英語で日本語のような文章をこしらえることは難しく、かつ逆も然りである。「論理的な文章」にしても元々英語が入ってきた明治時代から使われはじめ、それが形となったのは戦後になってからのことである。
ともあれ、分かりやすい書き方としての「文章術」を学ぶのであれば本書は役立つ、あとは自分がなにを伝えたいのか次第である。
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