著者の林様より献本御礼。
皆さんは「美人」というと何を思い浮かべるのだろうか。自分もそうであるが、大概は「容姿」や「顔」などを思い浮かべる方も多いことだろう。「人は見た目が9割」と言われるように、見た時の第一印象が大事になるのだが、より親密になり、人間関係を深めていくとなると「容姿」や「顔」だけではうまくいかない。それ以上に言葉遣いや行動、思考などあらゆる角度から「美人」になる必要がある。
本書は人間関係を円滑にする、もしくは人から「好かれる」女性になるための言葉・行動・思考・雰囲気・マナーなどの「美人」のあり方を伝授している。なお、本書は女性のために書かれているが、男性にも通用するところも多い。
The 1st aura「言葉美人<言葉遣い>」
普段、何気なく使っている言葉を一度洗い出してみて、嫌われている言葉があったり、好かれている言葉があったりする。何気なく使っている言葉を見てみると、自分自身の心の中から容姿までの「すべて」を表現していると言っても過言では無い。
手始めの部分で「言葉」を取り上げているが、「美人」をはじめ、自分自身を良く見せるための方法として、即効性があり、かつ良い言葉を使い続けていくうちに自分自身や相手からも良い印象を受けることができる。
The 2nd aura「行動美人<立ち居振る舞い>」
次は「行動」である。ここではファッションやプレゼント、チャレンジ、モチベーション、人との交流などが挙げられる。積極的な行動をすることで人は輝くのだが、行動の量・質を高めることによって自分自身の価値を、自分が気付かぬうちに高めさせてくれる。
The 3rd aura「思考美人<考え方>」
言葉もそうであるが、考え方も一つ変えることによって見られる印象は大きく変わってくる。チャレンジにしてもそう、1日の行動にしてもそう、「幸せ」にしてもそう、全ては自分自身の「思考」や「価値観」によって決まる。その「思考」と「価値観」をより良いものとするのであれば、今日1日を一生懸命生きる、良いもの・色々なものに触れる、と言ったことにより、人は変わる事ができる。
The 4th aura「雰囲気美人<身だしなみ>」
2nd auraで「ファッション」が出てきたが、ここではさらに掘り下げて、服装のみならず、エチケット、肌、足元、顔など身だしなみを挙げると、色々なものがある。服装だけでは無く、普段からあるもの、もしくは見えないところにも「雰囲気」があり、印象につながっているため、細かいところにも気を遣う必要がある。
The 5th aura「マナー美人<礼儀・教養>」
最後は「マナー」である。マナーはルールというよりも、「道徳」と定義され、自分自身の内面や印象にもつながる。ルールでは無いのだからマナーは守らなくてもいいのでは、という意見もあるが、そうでは無い。むしろマナーを尊重し、守るからでこそ、誰からも「好かれる」。ここでは「時間」「記念日」「お金」「愛」「読書」「気くばり」「尊敬」などを取り上げている。
最初にも書いたのだが、本書は女性のための本であるが、男性にも通用するところがほとんど、というよりも全て通用すると言っても過言では無い。言葉遣いや行動、考え方や身だしなみなど、誰も見られていないところでも抜けてしまうと、他人からの印象が下がってしまう。
「人からわからなくても、お天道様は見ている」
他人から好かれるためには見えるとこもそうだが、見えないところの気遣いも大切になる。そして気遣いは今から実行し続けることによって自分の知らないところで変化してくる。変わるのは他人ではなく、まずは「自分」である。
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