一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男

ビジネスを行う時に「信頼」が大事になると言う。「信頼」は築くことは難しいものの、何気ない一言や仕草だけで崩れてしまう。信頼を築くためには仕草にしても、伝え方にしても、行動にしても、見た目にしても気を遣う必要がある。

本書は数多くの社長の避暑を務めた経験から一流の男とはいったいどのような存在なのかを伝授している。

第1章「信頼される男は、「伝え方」がうまい」
伝え方の中にはポジティブな部分もあればネガティブな部分もある。信頼を得るためには、相手に対して、不快感を与えず、聞いていて楽しい、もしくは頼りになるといった感情を持たせるような伝え方をする事ができるという。

第2章「信頼される男は、「考え方」に軸がある」
考え方といっても「論理」や「水平」といった小手先の思考法のことを言っていない。自分自身の信念やプライド、生活や強み、弱みといったものまで「考え方」に含まれる。

第3章「信頼される男は、「行動」が違う」
行動をすることで、自分自身を良くも悪くも深化する事ができる。しかしプラスの面で行動を起こすためにどうしたら良いのか、アウェイ感を出さず、さりげない気遣いができ、パートナーを大事にするなどを心がけ続ける事が大事であるという。

第4章「信頼される男は、「見られ方」にも気を配る」
「人は見た目が9割」という言葉がある。新潮新書でベストセラーになったのだが、あくまで「見た目が9割」は風貌や顔の形といった事を言及している。しかし「見た目」で観られるのは風貌だけでは無く、服装などの身なりもまた然りである。

第5章「信頼される男は、自分自身を信じている」
信頼されている男には自分自身の信念、という名の哲学を持っており、自信を持つことができる。しかも「自信」は過信や自惚れとならず、地に足つけていることが大切であるという。

信頼は築くことは難しく、崩れやすい。本書はビジネスにおける世界であるが、プライベートの関係でも「信頼」はなくてはならないものである。それはどちらにしても人が人を信じ、頼ることに変わりはないのだから。