リーダーの基本

著者の横山様より献本御礼。
会社の中にいると「リーダー」と呼ばれる人間は何人かいる。その「リーダー」と呼ばれる人物にはどのような共通点があるのだろうか、そしてどのような力が必要なのか。
本書は自身が「リーダー」を勤めていた経験を本に、どのようなスキルや考え方が必要なのか、そしてそのスキルや考え方をどのようにして使っていけば良いのかを示している。

第1章「観察力」
リーダーの下には規模にもよるが、部下がいる。リーダーはその部下を指導するだけではなく、才能を見極めたり、行動を評価したりするなど、部下や部下の行動に関して観察し、的確に評価をしたり、指導したりする力が必要であるという。

第2章「コミュニケーション力」
「コミュニケーション力」と一重に行っても「話す力」「聞く力」など様々な力が存在する。リーダーにおける「コミュニケーション力」は部下とのやりとり、及び部下との信頼関係を得るため、あるいは部下にしてもやる気の原動力になる手段となる。本章では具体的な方法というよりも、むしろ部下とのやりとりをする際の「心構え」と言った所を重視して説明している。

第3章「行動力」
リーダーとしての「行動力」は信念であったり、振る舞いであったり、決断であったりする。とりわけ「決断」は上位であればあるほど必要になり、思い切った決断ができるかどうかでリーダーとしての頼もしさも変わってくる。

第4章「部下を育てる」
リーダーの下には部下がいることは至極当然であるが、その部下をどのようにコントロールするかでチームもさることながら、自分自身にあるリーダーとしての資質も変わってくる。資質が変わるからでこそ良いものにしておきたいところである。本章では部下を育てるように、モチベーションを上げる、部下にコミットする、報告のルールを決める、と言ったことを伝授している。

第5章「チームをまとめる」
リーダーと部下のチームをまとめることについて、目標設定から成功体験、現状把握、言動、効率など重視する必要があるものがある。本章ではそれらについて伝授している。

リーダーとはどのような存在なのか、リーダーとはどのような力が必要なのか、そして自分自身はどのようなリーダーになる必要があるのか、本書は著者の実体験をもとに、リーダーとしての本質と持つべきものを示している。