英語はまず日本語で考えろ!

WaaW! Publishing 乙丸様より献本御礼。
日本人はどうも英会話が苦手なようである。その「英会話」はただ単に「英語を勉強すればよい」だけではなく、外国人との話す「度胸」も必要である。その「度胸」がネックになって、せっかく英語を勉強していても英語を会話することができない、という人も少なくない。
しかし著者に言わせれば、英会話は「英語を勉強」するものではないのであり、ある「コツ」をつかむことができれば英語が苦手でも英語の会話をすることができるのだという。本書はその「コツ」について伝授している。

第1章「間違った「思い込み」は捨てなさい あなたが英語を話せない6つの理由」
そもそも「英会話」はどのようにするのか、ある種の「固定観念」があるのだという。「英語が苦手だから英会話ができない」「英語を勉強してもネイティブに通じない」「間違いは許さない」「聞き取れない」「TOEICの成績が芳しくない」などの理由により、せっかくネイティブとの会話ができるのにも関わらず、尻込みをしてしまうのだという。

第2章「実践編 今すぐ英語が話せるようになる4つのステップ」
英語がはなせるようになるには、本書のタイトルにもあるように「日本語で考えること」「ツッコミを入れること」「発音をマスターすること」にある。本章では「4つのステップ」とあるが、大まかにあげて3点が挙げられる。
実際に最初から流暢に会話をすることは不可能である。しかし単語だけ並べて会話する、ということ、あるいは1語だけで話す、それは英語の会話に対する」ツッコミ」も単語だけで可能であるという。
難しい会話文や単語を並べるよりも、中学校で覚えた単語や文章だけでも書いわとして成り立つ。リスニングや話すことにしてもいったん「日本語」にしておいて、英語に変換することで会話もできるのだという。
しかしやってはいけないことがある。それは話せないからといって「ダンマリ」をしてはいけないのだという。聞きづらかったり、わからなかったりしても当意即妙に返すようにする事、そしてはっきりを発音して話すことで会話は成り立つ。

第3章「そうだ。海外、行こう!」
英語を身につけたからといって、会話ができないようでは宝の持ち腐れである。しかし周りにネイティブがいない、というのも英会話を実践できない「悩み」として挙げられる。ではネイティブとあうためにはどうすればよいのか。本章のタイトルにある「海外に行く」ことも一つの手段である。英語圏であれば数万円で行くことができ、行く先々で国の「文化」や「慣習」を知ることができる。

「英会話」が苦手、「英語」が苦手だからといって尻込みをしていてはもったいない。英語ができなくても、ヘタクソでもいい、本書にあるコツは、あくまで全くの初心者に通用することができる。簡単に言えば「英語は「慣れ」と「好奇心」」でもって会話は上達することができる。英語は勉強ではない。会話の場数を踏むことにある。