運を操る魔法

著者の富士川様より献本御礼。
もしも自分の運が操れるとしたら、あなたはどうするか。
私の場合だったら、仕事にしても、お金にしても、異性にしても良い方向に向かせるように操りたいと思う。

その運をいかにして操ることができるのか、そして本書のサブタイトルにある「幸運体質」にどのようにしてなることができるのかを、本書にて伝授している。

第1章「「無意識領域」があなたの運勢を決める」
本書のサブタイトルだけではなく、各章のタイトルに「無意識領域」という言葉を見かけるのだが、これは何なのだろうか。見てみると、

「オーラとは、ふだん私たちが意識することがない無意識の情報だと私は考えています。そこから、その人自身の本音や気持ち、感情を探ることができます。その情報が漏れ出す、体の周囲にビジョンがボーッと見えるエリアを、私は「無意識領域」と名付けました。」(p.12より)

とある。自分が何をしているわけでもなく、ただ無意識に自分の内面から外側に考え方やオーラがでている。さらにそのオーラや考えが見える場所(エリア)があるのだという。一見わかりにくい様に思えるのだが、見える人は見えるのだという。
この「無意識領域」は自分自身の心の現れであり、気分によって大きく変わる。その「無意識領域」を知り、変えることによって自分自身の運勢の大方は決まるのだという。この「無意識領域」を知ったのは生死をさまようほどの「ある体験」を行ったからである。

第2章「「無意識領域」は体が教えてくれる」
「無意識領域」は体の側面によって、現在・過去・未来のことを描いている。体の正面は「現在」、側面は「未来」、背中は「過去」と挙げられる。さらに体から見て右・左、手足・口・耳・目など体の一部分がそれぞれどのような「無意識領域」を表現しているのかもわかる。
カテゴライズすると多くなるのだが、それを一つ一つ見ていきながら、幸せの妨げとなるものをはずすことで、かんじがらめになっている自分から解き放つことができる。

第3章「「無意識領域」をリライトする方法」
「無意識領域」を知ったら、今度は書き換える(リライトする)ということを行う。様々な悩みや願望に対して、些細な対処法はもちろんのこと、性格や願望に合わせた色のコーディネイトを行うことで、自分の望んでいる性格にかえることができ、悩みも解消することができる。

第4章「運を操る「やらせ開運」のすすめ」
「やらせ」という言葉が気になる方もいると思うが、これは、あらかじめ成功できることを目標にして、「成功体験」を植え付けさせることを「やらせ」と定義している。
つくられた「成功体験」によって、勢いをつけて、他の成功に向けて前向きに取り組むことができる。そして情報の取捨も「運」のコントロールと同じように司っており、自分の身の回りにあるもの、たとえば携帯電話・スマートフォンの中身から、自分の部屋まわりなどを整理するだけでも運の出入りが大きく変わる。

第5章「パワースポットで夢をかなえる! 「無意識領域」活用術」
ここ最近、神社や仏閣、さらには秘境と呼ばれるような所に、俗に言う「パワースポット」が取り上げられることもあり、一大ブームとなっている。著者曰くそのパワースポットは自宅の中でもできるのだという。ほかにも全国にはパワースポットがあるのだが、著者が厳選して18カ所紹介している。

自分自身の運はコントロールする事ができる。それは自分自身にある考え方や生活などを見直してみて、好転できるような「仕組み」をつくる。その仕組みは自分自身の心の中、「無意識領域」の中に存在する。それを良い方向に変えるかどうか、本書を実践していくことにかかっている。