任侠病院

本書は「阿岐本組任侠シリーズ」と呼ばれるシリーズの第二弾であるのだが、任侠と病院という「異色」の組み合わせの作品である。この作品を見ると、確か2005年にやっていた和田アキ子主演のドラマ「介護番長」を思い出す。任侠というといかついイメージがあるのだが、本書の様に病院や介護、さらには「阿岐本組任侠シリーズ」にも出ている「高校」といったものまであるので、ギャップがあり、いかついものから「憎めない」ものになる。

よく社会的に「暴力団=悪」という認識が植え付けられているが、本書の任侠にはそういった感じはほとんど見当たらない、むしろ体当たりで四苦八苦しながらも、それでいながら暴力団反対運動や他の組織との駆け引きなどを楽しみながら真摯な姿勢で医療に立ち向かう姿は、面白さもあり、おかしさもある。そう考えると、ここ最近テレビドラマが「半沢直樹」を除き、苦境に立たされているが、こういった作品がドラマになってくれると、個人的に楽しみでしょうがない。

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