こんにちは。蔵前です。
2014年ももう残りわずかとなりました。
年末と言うことで、今年のランキングを取り上げて行きたいと思います。
今年で7回目となります。
今年は360冊取り上げました。
今回のランキングを除けばもう1年に1冊取り上げていると言っても過言ではありません。
毎年の通りになっちゃいますが、この企画のトップバッターは「理数系」の本のランキングです。
今年は24冊取り上げました。
昨年は37冊を比べると、少なくなってしまいました。来年はもっと理数系のものに関心を持たなくてはと反省しております。
今回はその中から印象に残った本を5冊取り上げようと思います。
第5位:ヤバい統計学
私自身、大学で統計学をやっていたのですが、統計学の奥深さを痛感した一冊でした。
第4位:東京 消える生き物 増える生き物
東京というと生物と無縁なイメージが持たれますが、東京でも生きている、もしくは増えている生き物がいるということに衝撃を覚えました。東京にいる生物にももう少し目を向けて見たいなという印象も持ちましたね。
第3位:サバからマグロが産まれる!?
まさしく「目からウロコ」と言えるような一冊でした。本書のタイトルから見ても奇想天外だなという印象を持っておりますが、実際は本当の意味で真面目な研究で、絶滅危惧種を助ける、という使命があるそうです。
第2位:軍服のモスキート―モノから見える世界の現実
今年は「エボラ出血熱」が話題となりました。それと同時に、日本でも新宿の代々木を中心に蚊を媒介とした「マラリア」の感染で大騒ぎになるなど話題となったため、あえてこの本を取り上げました。実際に昔も蚊を媒介とした病気は日本で流行していて、沖縄戦の死者の一部には「戦争マラリア」と呼ばれる病気で亡くなっていた方がいたということは私もこの本に出合うまで知りませんでした。
第1位:火山と地震の国に暮らす
地震と考えると来年は阪神・淡路大震災が起こって20年の節目を迎えます。あと火山で言えば有珠山の噴火が来年で15年を迎えます。しかし今年は御嶽山の大噴火が起こり、火山災害による死者が戦後最悪となってしまいました。この火山災害を教訓に、私たちはいかにして暮らすべきか、共存すべきなのか、それを問いかけた1年ということで、この本を取り上げました。
次回は「社会科学」本ランキングです。