年末恒例ランキング2014 vol.2 「社会科学」本ランキング

年末企画第2弾は「社会科学」本ランキングです。今年は68冊取り上げました。もともと時事的なこと、社会的なことについて関心を持っていたせいか取り上げる量は相変わらずの多さだったと思います。

今回はこの中から印象に残った本を5冊紹介致します。

第5位:修羅場の経営責任―今、明かされる「山一・長銀破綻」の真実

1997年金融危機というと、当時は私自身小学6年生の時期なので、時事的なことはほんの少ししかわかりませんでしたが、地元である北海道拓殖銀行が経営破たんしてしまったことは今でも覚えております。そのことがフラッシュがバックするように記憶がよみがえってしまったので、本書を取り上げたときは印象に残りました。

第4位:悶える職場―あなたの職場に潜む「狂気」を抉る

職場経験があると、なかなかよくわからなくてもいったん外に出てみる(読書をするなど)と、本当の意味で「狂気」という感覚があるように思えてなりません。そのため自戒も込めて本書を手に取ってみました。

第3位:それでも、自転車に乗りますか?

書評でも書きましたが、私自身故郷である旭川にいた時代と、札幌に住んでいた一時期までは頻繁に自転車で乗っていました。最近は自転車にすら乗っておりませんが、そろそろ自転車に乗ることを再開しようと考えておりました。しかし本書に出会ってからは、再び乗ることを躊躇してしまいました…。

第2位:サッカーと人種差別

時事的な部分で今年最も印象的に残ったことは、本書のタイトルにあるようなことでした。海外のサッカーリーグでも頻発しておりましたが、日本でも3月に起こった浦和レッズ対サガン鳥栖戦で起った「JAPANESE ONLY」という横断幕が掲げられ、話題となりました。もちろんそのことについても書評にて言及いたしました。

第1位:買物難民―もうひとつの高齢者問題

時事的にはあまり取り上げられていないものの、直近の課題の一つとして挙げられるべきものとして、本書にて取り上げる「買物難民」が挙げられます。特に高齢化は歯止めがかからない情況にあり、政府単位で行うことにも限界があります。とりわけ「買物難民」は国や自治体レベルというよりも、民間レベルで解決すべき根本的なものなのかもしれないということを感じてしまいました。

次回は「文芸・評論」本ランキングです。