何があっても、だから良かった~人間を磨き、格を高める経営

紳士服販売店チェーンの一つとして代表的なものとして「AOKI」がある。その「AOKI」が設立されたのは1958年、長野にて「洋服の青木」として設立された。設立してから55年以上経ち、今もなお全国的に展開しているチェーンとして確立させているのか、その一つとして人材教育を挙げている。その人材教育の理念・考え方について本書にて取り上げている。

第一章「人間を磨き、「格」を高める経営の基本」
人材教育の根本として「人間力」を鍛えることにあるのだが、本書で言う人間力は「生きる」事に対する考え方、使命、心構え、覚悟、立ち位置などについて取り上げている。

第二章「先見力の向上」
ビジネスは日々刻々と変わっていく、その変わっていくものについて先取りして見抜く事が必要になっていく。それが「先見力」と呼ばれるものであるが、それを身につけるためには、情勢の把握や感性といった観点から伝授している。

第三章「技術力の向上」
販売にしても技術が必要になる。その技術力を向上するためには、「経験」や「理論」「学習」などが挙げられるのだが、それをどのようにして身につけるのかの心構えについて提示している。

第四章「徹底継続力の向上」
「継続は力なり」と言われる。しかしその継続をするにも心がおれるようなことがある。そのような事を避け、いかにして継続していくのか、本章では技術よりも心構えに重きを置いている。

第五章「発想力の向上」
接客には様々なシミュレーションが練られるのだが、必ずと言ってもいいほど決まったパターンになることはない。接客にも常々発想を出し、それを自らの技術に昇華させる必要がある。本章ではそのことについてのイロハを説いている。

第六章「問題解決力の向上」
ビジネスには何かしらの「問題」が出てくる。その「問題」にたいしていかにして解決に導いていくか、自分自身の解決方法も伝授しているが、ほかにも先輩など他人を活用する事についても説いている。

第七章「人脈力の向上」
人脈と言うと営業のイメージがあるのだが、接客業にも同じように顧客たちとの人脈を築くことが大切である。

第八章「実践力の向上」
様々なスキル・ノウハウを知ったとしても、それを実践しなくては意味がない。その実践をどのようにして行うのか、心構えと考え方について取り上げている。

第九章「交渉力の向上」
接客には交渉はつきものである。その交渉をいかにして行うべきかについて取り上げている。

第十章「表現力の向上」
接客は交渉もあるが、ほかにも営業トークなどの表現力も必要になってくる。その表現力は話し方はもちろんの事、話の内容、さらにはボディ・ランゲージなどがある。

第十一章「信用力の向上」
商売をやっていくうえで「信用」は非常に大事である。その信用をいかにして育てていくのか、そのうえでの資産を持つこと、誠実であり続けること、人としての「徳」を積むことなどの心構えを伝授している。

第十二章「精神力の向上」
精神論になってしまうのだが、実際に人間なので、メンタルな部分を鍛える必要がある。それが本章で言う「精神力」の向上である。その精神力の向上についての心構えについて、本章にて取り上げている。

第十三章「快活力の向上」
「快活」ははきはきとした言動・活動をすることを指している。そうするためには、ユニークさや愛嬌、人望を磨くなどの表現から、「腹八分目」などの生活習慣にいたるまでのことについて取り上げられている。

第十四章「変化対応力の向上」
ビジネスは常に変化する。その変化にいかに対応していくのか、慎重さ・大胆さ・自由・本質などをもとに伝授している。

第十五章「選択と集中力の向上」
「選択」や「集中」はビジネスを行う上で大切なことである。もちろん集中力を鍛えることも大事なのだが、大事なことは「選択」と「集中」である。

第十六章「決断力の向上」
ビジネスの世界では決断が必要になる。その決断をいかにして磨いていくか、洞察力や生の声、潜在意識を磨く方法について取り上げている。

第十七章「人材育成力の向上」
会社なので人材育成は会社を成長するうえで肝となる。その人材育成をどうするべきか、大局観や育てる人の良い点、勇気などの観点から紹介している。

第十八章「リーダーシップ力の向上」
リーダーシップを身に着けることもまた人を成長していく、組織を成長していくうえでの要素の一つとなる。闘争心を身に着ける、冷静になる、情熱を持つなどの心構えについて取り上げている。

第十九章「計画達成力の向上」
計画をつくり、それを達成することによって日々成長を促すことができる。もちろん計画の立て方はもちろんのこと、計画を立てることへの責任、執念といったことが本章にて取り上げている。

企業は規模にもよるが経営する人、その下で働く人々によって成り立っている。 その企業をいかにして存続させ、なおかつ成長していくのか、それもやはり「人」である。その「人」をいかにして磨いていくのか、その方法について多角的に伝授した一冊といえる。

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