MONTH

2015年8月

自分がいなくてもうまくいく仕組み

仕事において「仕組み」を作ることは非常に大切である。実際に会社自体もいろいろな「仕組み」によって成り立っており、それが利益を生み出す構造になっているからである。そのため組織をうまく動かしていくためには「仕組み」をつくることは必須事項ともいえる。 その仕組みをどのように作っていくべきか、そしてそれを育て、動かしていくのか本書はチームマネジメントとしての「仕組み」のあり方について取り上げている。 第1 […]

大転換―脱成長社会へ

本書は2008年に起こった「リーマンショック」を契機に急速に景気が後退したのを機に経済的な「大転換」が求められたことから出たのかもしれない。そう考えるとあれから6年以上経ち、経済的にもリーマンショック以前の好景気にあるのだが、もしかしたらまた本書のような「大転換」のきっかけになるような景気の変化が出てくるのかもしれない。 本書はリーマンショックをきっかけにした「大転換」に関することを提言しているが […]

仕事と家族 – 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか

日本の出生率は下げ止まりになってはいるものの、高度経済成長期から見たら本書のタイトルにあるような事態になっている。とはいえ日本では世界第3位の経済大国と呼ばれているにもかかわらず、「働きづらい」「生みづらい」というような状態を生んでしまっているのだろうか、本書ではそのことについて取り上げている。 第1章「日本は今どこにいるか?」 日本の立ち位置であるが、本章では「労働環境」「就労スタイル」「出生率 […]

コミックマーケット創世記

「同人誌即売会」として世界最大を誇る「コミックマーケット」。今年で86回目を迎えた。今回は8月14日から16日まで行われ、参加者数も55万人に達したという。そこで発売される新しい同人誌はもちろんのこと企業ブースもあり、そこでも新しい商品が先行発売されるなどアニメ・ゲームをはじめとした文化の発信地として代表的なスポットして挙げられる。 しかし近年コミックマーケットにまつわるトラブル・問題・事件もあり […]

逆境の教科書 ピンチをチャンスに変える思考法

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 人には誰しも「逆境」と呼ばれる時がある。その逆境をいかに乗り越えられるか、もしくは尻込みをしてしまうかは逆境に遭遇した人次第であるのだが、その逆境を乗り越えることによって、人は成長することを考えると、何が何でも逆境を乗り越えたくなる。しかしどのようにして逆境を乗り越えたらよいのかわからない方もいる。 そこで本書である。本書の著者はたった一晩で総資産230億 […]

仮説の検証 科学ジャーナリストの仕事

私自身、昨年の小保方問題にて「科学ジャーナリズム」とは何なのかを考えるようになった。科学ジャーナリズムといえば、科学における新発見や事件などについて、テクニカル、なおかつわかりやすく伝えつつ、批判的に考察を行うという立場にあるのだが、実際に一連の小保方問題を見ていて疑問に思ってしまったことから本書を取り上げた。 本書はNHKのディレクターとして、解説委員として、科学ジャーナリストとして生きてきた方 […]

上司がしてはいけない40のタブー

管理職になると当たり前なのだが部下を持つことになり、その部下とのコミュニケーションも必要になってくる。しかしそのコミュニケーションのやり方によっては部下を傷つけてしまったり、自分自身の立場が危うくなってしまったりすることがある。最悪の場合、会社から解雇されるだけではなく、相手から民事裁判にて訴えられることもある。そのことから「タブー」と呼ばれる言動・行動は避けるべきなのだが、実際にどのようなことが […]

アフリカ―資本主義最後のフロンティア

アフリカと言えばいまだに「発展途上国」の印象が強いのだが、最近になってだんだんと成長の兆しが見えはじめて行った。その象徴として5年前の2010年に南アフリカにてサッカーワールドカップが開かれたのが印象的である。会場設営や治安など課題はあったのだが、ワールドカップが開催されたことにより経済成長を象徴づけたと良いといえるのだが、他にもアフリカ大陸の国々でも目覚ましき成長が存在するという。本書はその成長 […]

昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち

今年で高校野球が始まって100年経つ。現在も夏の甲子園が開催されており、毎日白熱した試合となっている。この100年目の節目に高校野球でも監督の勇退など様々な出来事が起こっており、私自身も目が離せない。 その100年の歴史の中で大東亜戦争をはじめとした戦争など様々な出来事にさらされながら、高校(大東亜戦争前までは中等)球児たちの夢舞台だった。しかし途中日中戦争・大東亜戦争・大正米騒動が起因となり、中 […]

盆踊り―乱交の民俗学

今日からお盆休みの方も多いと思う。故郷へ向かう方もいるが、その方々も熱中症にかかっては元も子もないので気を付けてほしいところである。お盆のシーズンになると、踊ったりするものとして「盆踊り」が上げられる。盆踊りといえば地方によって異なるのだが、私が生まれ育った北海道ではこのような歌がうたわれ、それに倣って踊っていた。 お盆の風物詩である盆踊りであるが、実はその盆踊りはサブタイトルにあるように少し卑猥 […]